早川が勝てばハーラートップの6勝目
楽天のルーキー左腕・早川隆久がハーラートップの6勝目をかけて今日23日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発する。
ここまで8試合に登板して5勝2敗、防御率2.82。同僚の涌井秀章や西武・高橋光成と並ぶリーグ最多の勝ち星を挙げ、51イニングで51奪三振、K/9(奪三振率)は規定投球回到達者でリーグ2位の9.00をマークしている。さらに与四球わずか8でBB/9(与四球率)はリーグトップの1.41と、昨年ドラフトで4球団競合した高評価に違わぬ申し分のない成績だ。
ロッテ戦は5月2日(楽天生命パーク)に先発して5.1回8安打5失点。東京六大学時代からライバルだったロッテのドラフト1位・鈴木昭汰との投げ合いで注目されたが、試合には5-6で敗れた(早川は勝ち負けつかず)。レアードに3ランを浴び、安田尚憲と藤岡裕大に2安打を許している。
3月28日の日本ハム戦から毎週日曜日に登板しており、98球でプロ初完封を飾った前回16日のオリックス戦から中6日。相手先発は早稲田大の2年先輩にあたる小島和哉だけに、先輩後輩対決に注目が集まる。
アマチュア時代の実績では小島が上
ロッテの先発は小島和哉。今季は6試合に登板して1勝1敗、防御率4.24の成績を残している。
5回3失点で今季初勝利を挙げた前回9日のオリックス戦(ZOZOマリン)後に登録抹消されたため、16日のイースタン・リーグ巨人戦で3イニング(無失点)の調整登板。そこから中6日空けてのマウンドだ。
楽天戦は今季2試合に登板。0勝1敗、防御率3.75の成績が残っている。浅村栄斗と茂木栄五郎に一発を浴びており、6打数3安打の辰己涼介も含めて警戒が必要だろう。
浦和学院高時代にセンバツで優勝し、早稲田大では通算22勝。木更津総合高で甲子園ベスト8、早稲田大で通算14勝の早川よりアマチュア時代の実績は上だ。プロ3年目の小島が先輩の意地を見せられるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・アルバート・スアレス-DeNA・今永昇太(神宮)
中日・福谷浩司-巨人・今村信貴(バンテリンドームナゴヤ)
【パ・リーグ】
西武・平井克典-日本ハム・ロビー・アーリン(メットライフドーム)
ソフトバンク・和田毅-オリックス・山﨑福也(PayPayドーム)
【関連記事】
・2021年度プロ野球出身大学ランキング、明治大が22人でトップ
・楽天の黄金ルーキー早川隆久は10人目の偉業なるか?希少価値高い先発左腕
・プロ野球セ・パ交流戦の通算成績、年度別優勝チームとMVP、パの貯金132