13年日本一に導いた元同僚対決
今日22日、ZOZOマリンで行われるロッテ-楽天戦で、美馬学と田中将大の元同僚対決が実現する。2人は楽天で2011年から3年間ともにプレー。2013年の巨人との日本シリーズでは、第7戦に美馬が先発し、田中が9回を締めて、チームを初の日本一に導いた。
今季の美馬は7試合に先発し、2勝2敗、防御率3.86。前回登板の15日の西武戦は0‐0の8回に3点を失い敗戦投手となったが、今季5度目のQSを達成するなど、安定した投球を続けている。
古巣との対戦は今季初めてとなるが、昨季は3試合に先発し、1勝1敗、防御率7.88、被打率.370と打ちこまれた。特に、浅村栄斗、鈴木大地、島内宏明の3選手には、いずれも打率が5割超だった。今回の対戦でも要注意となるだろう。持ち味の強気の投球で、4月17日のオリックス戦以来となる今季3勝目なるか。
マー君らしい投球が見られるか
対する楽天・田中は今季6度目の先発となる。ここまで、2勝3敗、防御率3.19とまずまずの成績だが、かつてのような絶対的な姿は未だ見られない。開幕直前に右足ふくらはぎの軽い張りで登板を回避したこともあり、ここまでの最長イニングは7回、投球数も106球が最多と、まだまだ本調子とはいかない様子だ。
だが、ロッテと初対戦となった1日の登板では、6回5安打1四球で今季唯一の無失点投球。18個のアウトのうち奪三振6、ゴロアウトが8とほとんど外野に飛ばさせない、危なげないピッチングだった。
ただし、今季のロッテ打線はリーグ唯一200得点を超えており、本塁打もリーグ2位と爆発力のある打線を形成している。元同僚対決を制するには、前回同様、丁寧なピッチングが求められるだろう。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-DeNA・濵口遥大(神宮)
中日・ロドリゲス-巨人・サンチェス(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
西武・松本航-日本ハム・バーヘイゲン(メットライフドーム)
ソフトバンク・マルティネス-オリックス・田嶋大樹(PayPayドーム)
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