早くも2度目の顔合わせ
札幌ドームで行われている日本ハムー楽天の3連戦。2戦目の先発は日本ハム上沢直之と楽天・田中将大で、早くも2度目の直接対決となる。
新型コロナ禍に揺れた日本ハムだが、昨日7日の楽天戦は6日ぶりの実戦にもかかわらず快勝。この勢いのままカード勝ち越しを決めたい。
上沢は今季楽天戦3度目の登板となる。3月26日の開幕戦は4.2イニングで6失点と打ち込まれ、負け投手となってしまった。だが、2度目の対戦となった4月17日は7イニングを投げ、3安打1失点の好投で今季初勝利。ここから3試合連続HQS(7イニング以上かつ2自責点以内)と、エースとして堂々たるピッチングを見せている。
チームは最下位に沈むが、首位の楽天とはわずか4.5ゲーム差。エースの快投で一気に上昇気流に乗りたいところだ。
万全な状態でリベンジ狙う
一方の田中は、前回の直接対決では5イニングを投げ、4安打3失点と思い通りの投球ができず敗戦。立ち上がりに4番の中田翔に浴びた一発が最後まで響き、日本復帰後初登板を白星で飾ることができなかった。
前回は怪我明けということもあったのか精彩を欠いていたが、その後は2戦連続QSと、徐々に本来の投球に戻りつつある。フォークの被打率が.316と打ち込まれているのは気になるが、空振り率17.6%とまずまず空振りは奪えている。
MLBではこのフォークを駆使して、寸分違わぬ制球力で三振の山を築いていた。日本でもそのメジャー仕込みの投球がそろそろ見られるか注目だ。
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