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巨人のドラ1平内龍太が2桁勝てば亜細亜大出身投手1000勝達成も

2021 2/19 11:00SPAIA編集部
巨人・平内龍太ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

最速156キロ右腕、球団10年ぶり新人王狙う

巨人にドラフト1位で入団した即戦力右腕・平内龍太は澤村拓一以来となる球団10年ぶり20人目の新人王が期待されている。

亜細亜大時代はケガもあって通算6勝だったが、身長185センチ、体重90キロの恵まれた体格から最速156キロのストレートとスライダー、カーブ、スプリット、ツーシームなど多彩な変化球を操る本格派。別所毅彦や斎藤雅樹らが背負った背番号11を与えられたのは球団の期待の表れだ。

17日には広島との練習試合に先発し、3回を投げて1安打無失点。最速150キロをマークするなど実力の片鱗をのぞかせた。

阿波野秀幸、与田剛、高津臣吾らそうそうたる亜細亜大OB

亜細亜大はこれまで多くのプロ野球選手を輩出してきた東都の名門。昨秋ドラフトでも平内だけでなく、150キロ右腕の内間拓馬が楽天4位、俊足強肩のショート・矢野雅哉が広島6位指名を受け、一気に3人がプロ入りした。

中退した選手も含めると亜細亜大出身の投手は33人いる。

亜細亜大学出身投手の通算成績


阪神で主にリリーフとして活躍し、116勝130セーブを挙げた山本和行、亜大中退後に大昭和製紙からプロ入りし、西鉄、巨人で141勝を挙げた加藤初、1989年に19勝をマークして近鉄のリーグ優勝に大きく貢献した阿波野秀幸(現中日投手コーチ)、ルーキーイヤーにクローザーとして31セーブを挙げた与田剛(現中日監督)、日米通算313セーブの高津臣吾(現ヤクルト監督)、阪神時代にノーヒットノーランを達成した川尻哲郎、亜大時代にドラフトで8球団競合し、ロッテ入りを拒否して松下電器から近鉄入りした小池秀郎、広島のクローザーとして通算165セーブをマークした永川勝浩ら、そうそうたる面々だ。

亜大出身投手で計941勝928セーブ

現役でも2017年に最多勝に輝いたソフトバンク・東浜巨、広島で先発ローテーションの一角を担う九里亜蓮、同じく広島で2017年に15勝をマークした薮田和樹、通算169セーブのDeNA・山崎康晃、阪神期待の左腕・高橋遥人ら実力派が揃う。

亜大出身投手全員のプロ通算成績を合計すると941勝929敗928セーブ238ホールド。大台の1000勝まで、あと59勝に迫っているのだ。

即戦力として2桁勝利が期待される平内が偉大なる亜細亜大出身選手の系譜に名を連ねたことで、今季中の1000勝到達も不可能ではないだろう。もちろん、チームの勝利が最優先であることは言うまでもないが、平内が活躍すればそんなサブストーリーが脚光を浴びるかも知れない。

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