開場以来ファンに親しまれてきた「名物」
西武の本拠地メットライフドームの外野芝生席をクッション付きの座席に変更する工事が進んでおり、25日に「1席目」が取り付けられた。1979年の開場当初から天然芝の外野席がファンに親しまれ、ドーム化された1999年以降も人工芝を敷設した名物だったが、今季から見た目も大幅に変わることになる。
これまで緑一色だった外野席は、昨年生まれ変わった内野席エリアの約1万6500席と同様、明るい緑・中間色の緑・深緑の3色を使ったグラデーションカラーに彩られる。
「レフトスタンドがライオンズファンで埋め尽くされているあの光景は、たまらないんですよ。勇気をもらえるというか、毎回『やったるで!』って気合いが入りますね」と語るレフトの栗山巧は「僕の守備位置から見える景色がどう変化するのか今から楽しみ」と話す一方、「ただ、たとえ座席の仕様が変わったとしても、僕が守っている後ろには、温かいライオンズファンがいるということ、それは変わらないですからね。本当に心強い」と大きな瞳を輝かせた。
2017年12月から始まったメットライフドームエリアの改修工事も、いよいよ完成まで残り2か月。キャンプを終え、栗山らが所沢に戻ってくる頃には、メットライフドームはすべての改修を終えて、グランドオープンの日を待ち構えているだろう。
栗山は「温かい声援を背に、良いプレーを見せられるように全力で頑張るだけです」と語気を強めた。
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