広島ひと筋19年、投手陣を引っ張った名捕手
広島・石原慶幸はプロ2年目の2003年から一軍に定着。以降は黒田博樹、前田健太、ジョンソンといった歴代のエースたちと固い信頼関係を築き、扇の要として投手陣を引っ張った。16年には球団25年ぶりの優勝に貢献。37歳にして、ベストナインとゴールデングラブ賞のタイトルを初めて獲得した。
ここ数年は若手の台頭や故障の影響で出番を減らし、今季限りでの引退を決意。広島ひと筋19年、酸いも甘いもかみ分けた名捕手が現役生活に終止符を打った。
2018年にNPB歴代最年長となる38歳8カ月で通算1000安打を達成。最終的には、広島の捕手で歴代1位となる1022本ものヒットを放った。リードやキャッチングといった守備が売りの選手でありながら、バットでも球団史に刻まれる記録を残した。