先発、中継ぎ、抑えと献身的にチームを支えた好投手
浦野博司は日本ハム入団1年目の2014年4月上旬にプロ初登板初先発を果たすと、そのままローテーションに定着。7勝を挙げ、クライマックスシリーズでも先発を任された。しかし翌年からは度重なる故障に悩まされ、チームが日本一に輝いた16年は一軍登板なしに終わるなど、悔しい日々を送った。
それでも17年5月5日に695日ぶりの勝利をマーク。18年には主にリリーフとして36試合に登板し、防御率2.16と復活を遂げた。今季は二軍で20試合に登板するも思うような結果は残せず、10月に現役引退を表明した。
7年間のプロ野球キャリアで、通算101試合に登板。先発と救援それぞれで30試合以上に登板した投手は、球団では札幌に移転した2004年以降5人しかいない。故障とも戦いながら先発、中継ぎ、抑えとあらゆる起用に応え、献身的にチームを支えた。