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楽天・岸孝之が5000万円減の2.5億円「天国の星野さんに怒られる」

2020 12/10 18:13SPAIA編集部
楽天・岸孝之ⒸRakuten Eagles
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ⒸRakuten Eagles

4年契約の最終年は開幕に出遅れ7勝

楽天・岸孝之が12月10日、5000万円ダウンの年俸2億5000万円プラス出来高で契約を更改した。

会見冒頭でサインしたか?と問われ、「はい」と一言。続けて、球団からどのような話があったか問われると数秒間、沈黙した。

「……いろいろ話はありました。内容は話しません」

西武からFAで加入し、4年契約の最終年だった今季。腰の張りのため初登板は7月4日のロッテ戦と出遅れ、その後も2度、登録抹消された。

10月1日に一軍復帰してからは6試合で5勝を挙げ、10、11月度の月間MVPを受賞。最終成績は11試合の登板で7勝0敗、防御率3.21と悪くない数字が並ぶが、2018年以来の2桁勝利には届かず、納得していない様子がありありだった。

「(コロナ渦で)本当に難しい1年だった。その中でも結果を出した選手はいるし、言い訳をする気はありません」

男らしく、そう言い切ったが、同時にこうも漏らした。

「天国の星野さんに怒られてしまう」

西武からFA宣言した2016年オフ、悩む右腕の背中を押したのが当時、楽天球団副会長だった故星野仙一氏だった。「迷ったら前に進め」という言葉に勇気をもらい、楽天入団を決意。しかし、移籍後4年間で計29勝19敗という成績に自分自身、納得がいかないのだ。

元チームメートの石井一久新監督を「胴上げしたい」

来季から石井一久GMが監督として指揮を執る。西武時代にチームメートとして一緒にプレーした間柄だ。監督就任を知った時は「嘘だろと思った」と苦笑いしたが、「監督を胴上げしたい気持ちが強い。日本一の監督にできるように頑張る」と前を向いた。

現在、プロ通算132勝84敗。節目の150勝まであと18勝だ。

「意識するのは防御率。防御率が良ければ勝ちもついてくる。打線のメンバーを見ると」と強力打線の援護を受けながら投げられる有利性を強調した。

来年3月で東日本大震災から10年。地元・仙台出身の岸が来季中に150勝到達できれば、楽天8年ぶりの優勝も夢ではないだろう。(金額は推定)

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