3500万円増の1億6000万円で更改
楽天・涌井秀章が12月7日、契約更改交渉に臨み、3500万円アップの1億6000万円でサインした。
「『楽天に来てくれてありがとう』と言われた。選手にとって一番うれしい言葉。こちらこそ取ってもらえてありがとうございますという気持ちです」
昨年12月にロッテから金銭トレードで楽天へ移籍。今季は20試合の登板で11勝4敗、防御率3.60。西武時代の2007、09年とロッテ時代の15年に続き、自身4度目、そしてプロ野球史上初となる3球団での最多勝に輝いた。「正直タイトルを取れるとは実際思っていなくて。ある程度やれる自信はあったんですけど、そういう自信がタイトルにつながったと思っています」
一方で、シーズントータルでの自己評価は厳しい。「タイトルを取れたことはよかったですけど、勝負の9、10、11月とチームを勝たせることができなかった。前半は合格、後半は不合格という後味の悪い1年だったかなと思います」と反省を口にした。
来季については、涌井らしいクールな語り口で「先発としての仕事をするだけ。長いイニングを投げてチームに勝ち星を付けられる仕事をしたいです」と意気込んだ。