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オリックスと仙台大・宇田川優希、佐野如一が拒否一転、晴れやか仮契約

2020 11/21 19:18SPAIA編集部
オリックスと仮契約した仙台大の宇田川優希(左)と佐野如一(オリックス・バファローズ提供)
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オリックス・バファローズ提供

ドラフト前に育成なら入団拒否を通達

オリックスから育成ドラフト3位指名された仙台大・宇田川優希投手と、育成ドラフト5位で指名されたチームメートの佐野如一(ゆきかず)外野手が11月21日、仮契約した。

2人はドラフト前に育成ではプロ入りしない旨を12球団に通知していたため、オリックスから育成指名を受けた直後は拒否する可能性も示していた。しかし、昨年の育成7位でオリックスに入団した仙台大の先輩・佐藤優悟の存在もあって翻意。晴れて仮契約を結んだ。

背番号013に決まった宇田川は「仮契約が無事終わりほっとしています。セールスポイントでもあるストレートと落差のあるフォークでしっかりとアピールして、1日も早く支配下になり、1年目から一軍で投げたいと思っています。同世代の山本由伸投手など、いいピッチャーがたくさんいるので、超えられるように日々成長していきたいです。佐野如一と二人で一軍で活躍できるように頑張ります!」と意欲満々。

背番号015の佐野如一も「仮契約を終えて、早くオリックスのユニフォームを着てプレーしたいという気持ちになりました。自分はバッティングやリーダーシップを評価していただいていると思うので、初日からしっかりとアピールしていきたいと思います。吉田正尚選手をはじめ、素晴らしい選手がたくさんいるので、見て、聞いてレベルアップしていきたいです。宇田川と二人で切磋琢磨して頑張っていきます!」とプロ生活に思いを馳せた。

今季は育成出身の大下誠一郎がブレーク

八潮南高(埼玉)出身の宇田川は最速152キロの直球と落差のあるフォークが武器。今秋リーグ戦では32.2イニングで42奪三振をマークしており、潜在能力は高い。

霞ケ浦高(茨城)出身の佐野は走攻守3拍子揃う。今季は2019年育成ドラフト6位で入団した大下誠一郎が1年目から支配下登録されてブレークしただけに、2人への期待も高まる。

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