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オリックスの新人コンビ・宮城大弥と紅林弘太郎の秘めた可能性

2020 11/11 11:00SPAIA編集部
オリックスの宮城大弥(右)と紅林弘太郎ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

2019年ドラフト1位と2位

2年連続最下位に終わったオリックス。8月に西村徳文監督が辞任するなど明るい話題が少なかったが、シーズン終盤に未来に期待を抱かせるシーンがあった。2019年ドラフト1位・宮城大弥と同2位・紅林弘太郎の活躍だ。

宮城は沖縄・興南高時代の1年夏と2年夏に甲子園出場。最速149キロのストレートとキレのいいスライダー、チェンジアップで注目を集め、東邦高・石川昂弥(現中日)、JFE西日本・河野竜生(現日本ハム)の外れ外れ1位でオリックスに入団した。

沖縄らしい、おおらかな性格で大舞台でも動じない。将来性を高く評価されていたが、1年目から大物左腕に出番は回ってきた。

高卒1年目で初勝利の宮城大弥は高い奪三振率

2020年10月4日の楽天戦で初登板初先発し、5回2失点(勝敗つかず)。10月18日の西武戦では6回3失点で初黒星を喫したが、11月6日の日本ハム戦では5回3失点でプロ初勝利を挙げた。

計3試合に登板して1勝1敗、防御率3.94。16イニングで16三振を奪っており、K/9(1試合で奪う三振数を示す指標)は9.00と高い。高卒ルーキーの成績としては申し分ないだろう。

イニング数が少ないとはいえ、今やリーグを代表する投手となった山本由伸の今季のK/9が10.59、2019年の勝率第1位投手・山岡泰輔は8.31、今季4勝を挙げた田嶋大樹は6.55だから、宮城のポテンシャルがうかがえる。ドラフト前に話題を独占した同じ高卒ルーキーの佐々木朗希(ロッテ)や奥川恭伸(ヤクルト)より先に初勝利を挙げた点は、宮城がプロ向きであることの証明とも言える。

坂本勇人を彷彿とさせる大型ショート・紅林弘太郎

宮城がプロ初勝利を挙げた試合で決勝打を放ったのが紅林弘太郎だ。静岡・駿河総合高時代は甲子園出場はないものの高校通算40本塁打をマーク。身長186センチの大型ショートとして注目され、オリックスから2位指名を受けた。

ウエスタン・リーグでは86試合の出場で打率.220、1本塁打、20打点。11月3日に一軍初昇格すると、いきなり同日の楽天戦で、球団では1989年の高嶋徹以来となる高卒新人初打席初安打を放った。

さらに11月6日の日本ハム戦では同点の5回にレフト前へ決勝タイムリーを放ち、宮城に初白星をプレゼント。ルーキーイヤーは5試合にスタメン出場して打率.235、2打点の成績を残した。

高校時代は、同じ大型ショートとしてプロ入りし、通算2000安打を達成した巨人・坂本勇人以上との声もあったほどの逸材。名字に同じ漢字があることから、打席に立つ際は「X JAPAN」の名曲「紅」が京セラドームに鳴り響く。

宮城、紅林ともにまだまだ粗削りではあるが、スケール感は大きな期待を抱かせるに十分だ。来季以降、順調に成長すれば球界を代表する同期コンビになる可能性を秘めている。

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