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「プロ野球月間最優秀バッテリー賞」8月度のパ候補3組は?

2020 9/4 17:17SPAIA編集部
ロッテ・益田直也ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

楽天・涌井秀章―太田光

DAZNは「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞」8月度のセ・パ両リーグの候補バッテリー各3組を決定した。セ・リーグは多村仁志氏、パ・リーグは中村紀洋氏が選考委員長として3組を選出し、DAZNの公式Twitterでユーザーによる投票を行い、最も得票率の高かったバッテリーをセ・パ各リーグの月間最優秀バッテリーとして表彰する。8月度の対象期間は7月27日~8月23日。

パ・リーグ1組目の候補は、楽天の涌井秀章―太田光のバッテリー。涌井は7月29日のロッテ戦が7回1失点、8月5日のソフトバンク戦が9回完封、8月12日の西武戦が6.2回2失点、8月19日の日本ハム戦が8回1失点で4戦4勝をマークした。

期間中の防御率(20投球回以上)はリーグ2位の1.17を誇り、RSAA(同じイニング数で平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標)は11.7と12球団でトップの数字を叩き出している。

太田は期間中の打率は.119と低かったものの、選考委員長の中村氏は「打撃は発展途上ながら正捕手としての存在感は日々増している印象です」と評価している。

楽天・涌井秀章―太田光バッテリー

ロッテ・益田直也―田村龍弘

2組目はロッテの益田直也―田村龍弘のバッテリー。8月度の候補では唯一クローザーから選出された益田は、期間中11試合に登板してリーグ1位タイの7セーブ(もう一人はソフトバンク・森唯斗)をマークした。

田村はパ・リーグの捕手で2位の打率.242(1位は西武・森友哉)、本塁打も2位の2本(1位は森)、打点は森の8を大きく上回ってトップの15を挙げた。中村氏は「田村は2戦連続弾など打撃で援護。チームの躍進を支えました」と高評価。8月以降では50年ぶりとなる単独首位に立った原動力と言えるバッテリーだ。

ロッテ・益田直也―田村龍弘バッテリー

ソフトバンク・石川柊太―甲斐拓也

3組目の候補はソフトバンクの石川柊太―甲斐拓也のバッテリー。石川は8月1日の西武戦で9回完封、8月16日のオリックス戦で5.2回無失点、8月23日のロッテ戦で6回1失点と3戦3勝。20.2回で25三振を奪っており、期間中の防御率(20投球回以上)は0.00でもちろんトップ、RSAAはリーグ2位の9.6となっている。

甲斐は持ち前の強肩だけでなく、1本塁打、5打点を挙げるなどバットでも貢献。中村氏は「甲斐捕手も期間中の石川投手登板の全3試合でマスクを被り、『甲斐キャノン』の盗塁阻止率.385(8月23日現在)でチームの首位も守っています」と評価している。

ソフトバンク・石川柊太―甲斐拓也バッテリー

なお、上記3候補以外にも、オリックス・山本由伸―若月健矢、ロッテ・石川歩―田村龍弘のバッテリーが候補に挙げられたが、3組には入らなかった。

データ提供:データスタジアム

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