ヤクルト戦10勝5敗、対戦打率.432の雄平が抹消
阪神・藤浪晋太郎が7月30日のヤクルト戦(神宮)で今季2度目の先発マウンドに登る。前回23日の広島戦(甲子園)は好投しながらも6回、ピレラに満塁本塁打を浴び、6回4安打4失点。2018年9月29日の中日戦以来の勝利はならなかった。
しかし、6四球を与えながらも内野ゴロを打たせて取り、ピレラに一発を許すまでは無失点。悩みの種だった「荒れ球」もほとんどなく、一定の手応えはつかんだだろう。
待望の復活勝利に期待が膨らむデータがある。実はヤクルトとは相性が良く、通算10勝5敗、防御率3.70。2014年7月1日からは対ヤクルト7連勝をマークした。敵地・神宮に限定しても5勝4敗と勝ち越しており、悪い印象はないだろう。
藤浪にとってもうひとつ幸運なのは、対戦成績の悪かった雄平が登録抹消されていることだ。44打数19安打の打率.432、2本塁打を喫していた「天敵」が不在なだけで、精神的な負担も違うだろう。
対戦打率.188と苦手ではないとはいえ、リーグ屈指の強打者・山田哲人も抹消中。藤浪にとって追い風が吹いていることは間違いない。