イチローが今シーズン残り試合に出場せず
イチロー(マリナーズ)が今シーズンの残り試合に出場せずとも「会長付特別補佐」としてチームに残ることが発表された。話題はこれ一色となったが、その他のメジャーリーガー達は5月1週(4月30日〜5月6日)にどのような活躍を見せてくれたのだろうか。
2001年からメジャーリーグでプレーし、数々の記録を打ち立ててきたイチロー(マリナーズ)が今シーズンはプレーしないことが会見で明らかになった。チームには帯同するものの、ベンチ入りはしない。今後もトレーニングは続け来シーズンでの復帰を目指すことになる。
通常のロースターは25人だが、国外で行われる公式戦に関しては28人となるメジャーリーグ。奇しくも、来シーズンの開幕戦は日本でアスレチックスと行われる。そこに照準を合わせ、日本凱旋となることを期待したい。
大谷翔平は月間最優秀新人を受賞
二刀流として活躍中の大谷翔平(エンゼルス)は4月の月間最優秀新人賞を受賞した。日本人選手としては、2012年4月に当時レンジャーズのダルビッシュ有(現・カブス)が受賞して以来となる。
足首の故障で登板回避をした影響が心配されたが、5月1日には野手として復帰。本塁打こそ生まれなかったが、2試合連続マルチ安打をマークするなど好調をキープしている。
投手としては5月6日のマリナーズ戦に12日ぶりとなる先発登板。初回を三者凡退で切り抜けるとその後も快調な投球。6回までマリナーズ打線を無失点に抑える投球で7回もマウンドに登った。
しかし、先頭打者に出塁を許すと次打者に被弾し2失点。直後の打者に四球を与えたところで降板となった。6回2失点、奪三振6、与四球2で今シーズン3勝目をマークしている。
【大谷翔平3・4月成績】
(投手)4試合/2勝1敗/20.1回/26奪三振/防御率4.43
(野手)12試合/打率.341/4本/12打点
ダルビッシュはまた勝てず
5月2日のロッキーズ戦に先発したダルビッシュ有(カブス)。前回登板では勝ち星こそつかなかったが、好投を見せたことで初勝利に期待がかかっていた。
しかし、初回からノーラン・アレナドに2点本塁打を浴び、続く2回には失策も絡み1失点。3回にも内野ゴロの間に1点を失うと、5回には2本塁打を浴び途中降板。4.1回6失点(自責5)で今シーズン3敗目を喫している。
これでダルビシュは開幕から6試合白星がなく、防御率6.00と結果がついてこない。次回登板で雪辱を果たしたいところだ。
田中将大(ヤンキース)は5月3日のアストロズ戦に先発。6回まで無失点と好投を見せたが、7回に突如崩れ無死満塁のピンチを招き、マウンドを降りた。勝ち負けはつかなかったが、後味の悪い降板の仕方だった。
前田健太(ドジャース)は5月5日のパドレス戦に先発。初回から2点を失う苦しい投球。5回3失点と試合は作ったものの、チームは敗れている。前田に黒星はつかず今シーズン成績は2勝2敗のまま。
離脱中の岩隈がブルペン投球再開予定
6試合連続無失点と好投を続けていた平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は、4月30日のドジャース戦で1発を浴び1回1失点。また、5月5日のアストロズ戦でも2失点を喫し2試合連続での失点となった。
しかし、連投となった5月6日のアストロズ戦では1回無失点と立ち直っている。防御率は3.00となった。
牧田和久(パドレス)は1試合のみの登板となり、2回無失点。田澤純一(マーリンズ)は3試合に登板し2失点。毎試合、2人以上の走者を許す投球となっており、安定していない。指揮官の信頼を勝ち取るためにも立て直したい。
故障からの復帰を目指している岩隈久志(マリナーズ)がブルペン投球を7日に再開予定。マイナーリーグでの登板を経てメジャー復帰の流れを取ることになりそうだ。
※文中の日付は現地時間