ヤンキースのローテーション投手・サバシア
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1980年4月2日から1981年4月1日生まれの選手は日本球界で「松坂世代」と呼ばれることが多い。横浜高時代に松坂大輔(現・中日)が甲子園春夏連覇を達成したころから、そう呼ばれるようになった。
しかし、今年で38歳ということもあり、現役選手はそう多くない。杉内俊哉(現・巨人)、村田修一(現・BC栃木)、和田毅(現・ソフトバンク)、藤川球児(現・阪神)らがプレーしているものの、全盛期ほどの力を目にすることはできない。
よって松坂の復活白星により、その他の選手も奮起することに期待がかかる。
さて、日本よりも年齢の壁が大きいとされているメジャーリーグの世界において「松坂世代」の現役選手には誰がいるのだろうか。日本の基準に合わせ、1980年4月2日から1981年4月1日生まれの選手で取り上げてみる。
先発投手で見るとヤンキースで10年目のシーズンを迎えたCC.サバシアが同世代となる。300ポンド(約136キロ)と、ついその体型に目を奪われるが、残してきた実績は素晴らしい。2001年にインディアンスでメジャーデビューをはたしてから、昨シーズンまでで通算237勝。昨シーズンも年齢を感じさせず、2013年以来4年ぶりとなる2桁勝利(14勝)をマークしている。
今シーズン開幕直後に故障者リスト入りとなったが、すでに復帰しており、田中将大らとともにヤンキースのローテーション投手として奮闘中だ。松坂が昨シーズン2桁勝利を挙げ、今シーズンもローテーションとして計算されていることを想像すると、その凄さがわかるだろう。
【今シーズンのCC.サバシア】