「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

MLBでタイトルを獲得した歴代日本人選手一覧 鈴木誠也は史上5人目の栄冠なるか

2025 7/9 06:30SPAIA編集部
鈴木誠也,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

鈴木誠也がMLBで打点トップ

カブスの鈴木誠也がMLBで打点トップを走っている。6日(日本時間7日)のカージナルス戦で25号ソロを含む2安打2打点をマークし、今季77打点。オールスターのロースターから漏れた鬱憤を晴らすかのように存在感を示している。

これまで日本人メジャーリーガーでタイトルを獲得した選手は投手、野手合わせても、わずか4人しかいない。歴代の日本人タイトルホルダーは以下の通り。

MLBでタイトルを獲得した日本人選手

野茂英雄とイチローは渡米1年目にタイトル獲得

1995年に海を渡ったドジャース野茂英雄はいきなり236三振を奪って最多奪三振のタイトルを獲得した。13勝6敗、防御率2.54の好成績を残し、新人王も受賞。近鉄時代にタイトルを独占したトルネードが全米を席巻した。

野茂はレッドソックスでプレーした2001年にも220奪三振でタイトルを獲得。引退までにMLB通算123勝109敗、1918奪三振の成績を残した。

2000年にマリナーズ入りした佐々木主浩が新人王に輝いた翌2001年、オリックスからマリナーズに移籍したイチローが衝撃のメジャーデビューを果たした。打率.350、56盗塁で首位打者と盗塁王に輝き、タイトルではないものの同年最多の242安打。MVPに新人王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞など表彰ラッシュとなった。

イチローは2004年にも打率.372で首位打者のタイトルを獲得。同年にマークした262安打は1920年にジョージ・シスラーが放った257安打の最多記録を84年ぶりに塗り替えるMLB新記録だった。

ダルビッシュ有は最多奪三振と最多勝、記録ずくめの大谷翔平

その後、2004年にパドレス大塚晶則が最多ホールドを記録し、2009年にヤンキース松井秀喜がワールドシリーズMVPに輝くなど日本人選手の活躍はあったものの、タイトル獲得は2013年まで待たなければならなかった。

日本人選手9年ぶりのタイトルを獲得したのはレンジャーズ・ダルビッシュ有。メジャー2年目のこの年、277三振を奪って最多奪三振に輝いた。ダルビッシュはコロナ禍でシーズンが短縮された2020年にも8勝で最多勝のタイトルを獲得している。

そして、2023年にはエンゼルス大谷翔平が44本で本塁打王。ドジャースに移籍した2024年には54本塁打、130打点で二冠王に輝いた。同年は盗塁王こそ逃したものの59盗塁をマークし、MLB史上初の「50-50」を達成。3度目のシーズンMVPに輝き、記録ずくめの1年となった。

鈴木誠也は日本人5人目のタイトル獲得なるか。今後のさらなる活躍が期待される。

※成績は2025年7月6日終了時点

【関連記事】
イチロー氏、満票に1票届かず「不完全なのはいいなあ」アメリカ野球殿堂入り得票率ランキング3位
ドジャース大谷翔平が2025年に達成しそうな記録 MLB、日米通算で節目の記録多数
ドジャース12年連続ポストシーズン進出の足跡と年度別成績、大谷翔平が夢の世界一