鈴木誠也がMLBで打点トップ
カブスの鈴木誠也がMLBで打点トップを走っている。6日(日本時間7日)のカージナルス戦で25号ソロを含む2安打2打点をマークし、今季77打点。オールスターのロースターから漏れた鬱憤を晴らすかのように存在感を示している。
これまで日本人メジャーリーガーでタイトルを獲得した選手は投手、野手合わせても、わずか4人しかいない。歴代の日本人タイトルホルダーは以下の通り。

カブスの鈴木誠也がMLBで打点トップを走っている。6日(日本時間7日)のカージナルス戦で25号ソロを含む2安打2打点をマークし、今季77打点。オールスターのロースターから漏れた鬱憤を晴らすかのように存在感を示している。
これまで日本人メジャーリーガーでタイトルを獲得した選手は投手、野手合わせても、わずか4人しかいない。歴代の日本人タイトルホルダーは以下の通り。

1995年に海を渡ったドジャース野茂英雄はいきなり236三振を奪って最多奪三振のタイトルを獲得した。13勝6敗、防御率2.54の好成績を残し、新人王も受賞。近鉄時代にタイトルを独占したトルネードが全米を席巻した。
野茂はレッドソックスでプレーした2001年にも220奪三振でタイトルを獲得。引退までにMLB通算123勝109敗、1918奪三振の成績を残した。
2000年にマリナーズ入りした佐々木主浩が新人王に輝いた翌2001年、オリックスからマリナーズに移籍したイチローが衝撃のメジャーデビューを果たした。打率.350、56盗塁で首位打者と盗塁王に輝き、タイトルではないものの同年最多の242安打。MVPに新人王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞など表彰ラッシュとなった。
イチローは2004年にも打率.372で首位打者のタイトルを獲得。同年にマークした262安打は1920年にジョージ・シスラーが放った257安打の最多記録を84年ぶりに塗り替えるMLB新記録だった。
その後、2004年にパドレス大塚晶則が最多ホールドを記録し、2009年にヤンキース松井秀喜がワールドシリーズMVPに輝くなど日本人選手の活躍はあったものの、タイトル獲得は2013年まで待たなければならなかった。
日本人選手9年ぶりのタイトルを獲得したのはレンジャーズ・ダルビッシュ有。メジャー2年目のこの年、277三振を奪って最多奪三振に輝いた。ダルビッシュはコロナ禍でシーズンが短縮された2020年にも8勝で最多勝のタイトルを獲得している。
そして、2023年にはエンゼルス大谷翔平が44本で本塁打王。ドジャースに移籍した2024年には54本塁打、130打点で二冠王に輝いた。同年は盗塁王こそ逃したものの59盗塁をマークし、MLB史上初の「50-50」を達成。3度目のシーズンMVPに輝き、記録ずくめの1年となった。
鈴木誠也は日本人5人目のタイトル獲得なるか。今後のさらなる活躍が期待される。
※成績は2025年7月6日終了時点
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