延長戦を制して41度目のリーグ優勝
ア・リーグの優勝決定シリーズは現地時間10月19日(日本時間20日)にプログレッシブ・フィールドで第5戦が行われ、ニューヨーク・ヤンキースがクリーブランド・ガーディアンズに5-2で勝利。4勝1敗で通算41度目のリーグ優勝を成し遂げ、15年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。
序盤は2点を追いかける展開となったが、6回二死三塁のチャンスで4番のジアンカルロ・スタントンがポストシーズン第5号の2ラン。ひと振りで試合を振り出しに戻す。
試合は2-2のまま延長戦に突入。延長10回表、ヤンキースは四球と相手の失策をキッカケに二死一・二塁のチャンスを作り、フアン・ソトが起死回生の勝ち越し3ラン。中軸の2発で粘るガーディアンズを沈めた。
これで対戦成績を4勝1敗とし、世界一に輝いた2009年以来となるワールドシリーズ進出が決定。リーグ優勝決定シリーズのMVPには3戦連発、放った4安打がすべて本塁打という離れ業をやってのけたスタントンが選出された。
MLBのポストシーズンもいよいよクライマックス。ナ・リーグの優勝決定シリーズはドジャースが3勝2敗と優勝に王手をかけている。
「ヤンキースvs.ドジャース」のワールドシリーズとなると、1981年以来で43年ぶりの顔合わせ。この時は4勝2敗でドジャースが優勝を果たした。
また、「ヤンキースvs.メッツ」の“サブウェイ・シリーズ”決戦となれば、2000年以来で24年ぶり。その時は4勝1敗でヤンキースが優勝、デレク・ジーターがMVPに輝いた。
先に待ち受けるヤンキースに挑戦状を叩きつけるのはどちらのチームになるのか。ナ・リーグの優勝決定シリーズは現地20日(日本時間21日)からドジャー・スタジアムで再開、ワールドシリーズは現地25日(日本時間26日)に開幕する。
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