初のポストシーズンでいきなり同点3ラン
ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたナ・リーグ地区シリーズのパドレス戦第1戦に1番DHで先発出場し、ポストシーズン自身初アーチを放った。
第1打席は左飛に倒れたものの、2回2死一、二塁で迎えた第2打席。パドレスの右腕シースのストレートを捉え右翼席に弾丸ライナーで飛び込む同点3ランを放った。
エンゼルスではポストシーズンに進出したことがなく、世界一を実現するためにドジャースに移籍。その初戦でいきなり豪快な同点アーチを放つとは、まさにスーパースターの為せるわざだ。
その後、第3打席でも中前打。第4、第5打席は空振り三振に倒れた。先発の山本由伸は3回5失点で降板したが、チームは7-5で先勝。6日(日本時間7日)の第2戦でパドレスはダルビッシュ有が先発するだけに、大谷との対戦が注目される。
松井秀喜が日本人最多10本塁打
MLBポストシーズンで本塁打を放った日本人メジャーリーガーは大谷で7人目。内訳は以下の通りとなっている(チーム名は当時の所属)。
1位 松井秀喜(ヤンキース)10本
2位 田口壮(カージナルス)2本
3位 井口資仁(ホワイトソックス)1本
3位 松井稼頭央(ロッキーズ)1本
3位 岩村明憲(レイズ)1本
3位 イチロー(ヤンキース)1本
3位 大谷翔平(ドジャース)1本
松井秀喜は毎年のようにポストシーズンに進出するヤンキースに所属していたことが大きいとはいえ、やはり10本という記録は偉大だ。2009年のフィリーズとのワールドシリーズでは13打数8安打3本塁打8打点と爆発。ワールドシリーズMVPに選出された。
これまでワールドシリーズで本塁打を放った日本人選手は松井秀喜のみ。数々の記録を塗り替えてきた大谷は、ポストシーズンの記録も更新するのだろうか。今後のさらなる活躍が楽しみだ。
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