最終戦で「ダルビッシュvs.山本由伸」の可能性も
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地時間9日(日本時間10日)、ペトコ・パークで行われたナ・リーグ地区シリーズのパドレス戦(第4戦)に「1番・指名打者」で先発出場。2回に追加点となる適時打を放つなど3打数1安打1打点の活躍を見せ、チームも8-0で快勝した。
負ければシーズン終了。崖っぷちに追い込まれているドジャースだが、初回からムーキー・ベッツの一発で幸先良く先制に成功すると、2回は二死一・三塁のチャンスで大谷翔平がライトに弾き返す適時打。今季14勝を挙げたパドレスの勝ち頭ディラン・シースを2回途中でKOする。
投手交代後もドジャース打線の勢いは止まらない。続くベッツが代わり端の初球を捉えて適時打を放ち3-0とすると、3回にはウィル・スミスに2ランが飛び出して5-0。序盤で着実にリードを拡大した。
投手陣は公言されていた通り“ブルペンデー”となり、1番手のライアン・ブレイシアから小刻みな継投でパドレス打線を封じ込める。結局最後まで相手に得点を与えることなく、計8投手による無失点リレーと見事に策がハマり、打線も12安打8得点と投打で圧倒。快勝でシリーズの対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。
この日の大谷翔平は二ゴロ、右安(打点1)、四球、四球、空振り三振の3打数1安打。チャンスでの一本が光り、これでレギュラーシーズンも含めた直近の得点圏成績は18打数15安打(打率.833)という驚異的な数字となっている。
この後は移動日を挟み、現地時間11日(日本時間12日)にドジャー・スタジアムで行われる第5戦が文字通りの最終決戦となる。ただでさえ注目の一戦なのだが、それに加えてパドレスはダルビッシュ有が先発予定で、ドジャースも山本由伸に登板の可能性があることが伝えられている。
勝った方がリーグ優勝決定シリーズ進出という大一番で、カギを握るのは“日本人対決”…?当日のスタメン発表から試合終了の瞬間まで、見逃せない戦いとなることは間違いない。
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