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アスレチックス藤浪晋太郎が好調、大谷翔平との次期対決はいつ?

2023 7/18 06:00SPAIA編集部
アスレチックスの藤浪晋太郎,Ⓒゲッティイメージズ

Ⓒゲッティイメージズ

7月いまだ無四球、奪三振率12.79、防御率2.84

MLBアスレチックスの藤浪晋太郎が調子を上げている。16日(日本時間17日)のツインズ戦では7回1死一、三塁から登板して併殺に打ち取ると、8回も3者凡退に抑えて1.2回無安打無四球無失点。シーズン序盤の大量失点が響いて今季の防御率は9.06だが、7月に限れば防御率2.84と安定している。

さらに7月は奪三振率12.79とメジャー移籍後の月別では最高の数字をマーク。被打率.143、1イニングあたりに何人の出塁を許したかを表す指標「WHIP」の0.47も同様に月別最高で、6.1回を投げていまだ無四球(死球は1)だ。

自身のインスタグラムのストーリーズにネイビーのTシャツ姿の写真を投稿し、「誰が濃紺(ノーコン)やねん」と自虐的な書き込みをして話題を呼んだが、それも心に余裕が出てきた裏返しだろう。

メジャーに順応してきたこともあるだろうが、元々、夏に強いタイプ。大阪桐蔭高時代は甲子園で優勝し、プロ1年目の2013年8月には4勝0敗、防御率1.09の成績を残して自身唯一の月間MVPに輝いたこともある。

大谷翔平との対戦は9月までお預け

こうなると、打者・大谷翔平との対戦を見たくなる。4月1日に実現したメジャーでの初対決は、一塁ゴロと左安打で2打数1安打、同26日の2度目の対戦では左安打で、計3打数2安打と打たれている。

ただ、移籍したばかりだった4月より、お互いに充実している今の方がよりハイレベルの対決になるだろう。6月に15本塁打を放ち、ホームランダービーを独走する大谷と7月に入って安定感を増している藤浪の対決は見ものだ。

ただ、アスレチックスとエンゼルスの対戦は9月まで組まれていない。オークランドコロシアムで9月1日(日本時間2日)から3連戦、同29日(日本時間30日)からエンゼルスタジアムで3連戦の計6試合。

大谷にとってはタイトル争いも佳境に入っている時期だけに、藤浪との対戦は俄然盛り上がるだろう。両者がともにケガなく好調を持続することを願うばかりだ。

※成績は7月16日(現地時間)終了時点

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