大谷翔平は6月13本塁打で55発ペース
エンゼルス大谷翔平が本塁打の量産ペースを上げている。4月は7本、5月は8本だったが、6月は現地時間28日終了時点で13本と大爆発。MLBトップの28本塁打で初のキングへ突っ走っている。
エンゼルスは82試合を消化しており、162試合に換算すると55本ペース。自身が2021年に記録した日本選手のMLBシーズン最多46本塁打を超えることも十分に期待できる。
メジャーリーグの長い歴史でも、シーズン50本塁打以上を放ったのは昨季までで30人、のべ47回しかない。1920年に54本塁打をマークしたベーブ・ルースから、2022年に62本塁打を放って大谷からMVPをさらったアーロン・ジャッジまで、そうそうたる名前が並んでいる。
メジャーリーグのシーズン50本塁打達成者
ベーブ・ルース(ヤンキース)54本 1920年
ベーブ・ルース(ヤンキース)59本 1921年
ベーブ・ルース(ヤンキース)60本 1927年
ベーブ・ルース(ヤンキース)54本 1928年
ハック・ウィルソン(カブス)56本 1930年
ジミー・フォックス(アスレチックス)58本 1932年
ジミー・フォックス(レッドソックス)50本 1938年
ハンク・グリーンバーグ(タイガース)58本 1938年
ジョニー・マイズ(ジャイアンツ)51本 1947年
ラルフ・カイナー(パイレーツ)51本 1947年
ラルフ・カイナー(パイレーツ)54本 1949年
ウィリー・メイズ(ジャイアンツ)51本 1955年
ミッキー・マントル(ヤンキース)52本 1956年
ミッキー・マントル(ヤンキース)54本 1961年
ロジャー・マリス(ヤンキース)61本 1961年
ウィリー・メイズ(ジャイアンツ)52本 1965年
ジョージ・フォスター(レッズ)52本 1977年
セシル・フィルダー(タイガース)51本 1990年
アルバート・ベル(インディアンス)50本 1995年
ブレイディ・アンダーソン(オリオールズ)50本 1996年
マーク・マグワイア(アスレチックス)52本 1996年
ケン・グリフィー・ジュニア(マリナーズ)56本 1997年
マーク・マグワイア(カージナルス)58本 1997年
グレッグ・ボーン(パドレス)50本 1998年
ケン・グリフィー・ジュニア(マリナーズ)56本 1998年
サミー・ソーサ(カブス)66本 1998年
マーク・マグワイア(カージナルス)70本 1998年
サミー・ソーサ(カブス)63本 1999年
マーク・マグワイア(カージナルス)65本 1999年
サミー・ソーサ(カブス)50本 2000年
アレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)52本 2001年
ルイス・ゴンザレス(ダイヤモンドバックス)57本 2001年
サミー・ソーサ(カブス)64本 2001年
バリー・ボンズ(ジャイアンツ)73本 2001年
ジム・トーミ(インディアンス)52本 2002年
アレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)57本 2002年
アンドリュー・ジョーンズ(ブレーブス)51本 2005年
ライアン・ハワード(フィリーズ)58本 2006年
デビッド・オルティーズ(レッドソックス)54本 2006年
アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)54本 2007年
プリンス・フィルダー(ブルワーズ)50本 2007年
ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)54本 2010年
クリス・デービス(オリオールズ)53本 2013年
ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)59本 2017年
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)52本 2017年
ピート・アロンソ(メッツ)53本 2019年
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)62本 2022年
三冠王の可能性も
ミッキー・マントルやロジャー・マリス、マーク・マグワイア、ケン・グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、バリー・ボンズら歴史的なプレーヤーとともに日本の大谷が名を連ねることができれば、それだけで偉業と言っても過言ではない。
ましてや今季は64打点もリーグ2位、打率.309もリーグ4位と三冠王の可能性すらある。昨年はヤクルトの村上宗隆が日本人新記録の56本塁打を放って三冠王に輝き、日本中を沸かせた。
今年はもしかしたら海の向こうからビッグニュースが届くかも知れない。
※成績は6月28日(現地時間)終了時点
【関連記事】
・メジャーリーグのホームランダービー歴代優勝者 大谷翔平は2年前のリベンジに挑むか?
・メジャーリーグの歴代三冠王 大谷翔平はカブレラ以来の偉業なるか
・MLB日本人メジャーリーガー通算本塁打ランキング、大谷翔平は松井秀喜をいつ超える?