メジャー初対決は空振三振
エンゼルスの大谷翔平が4月17日(日本時間18日)、敵地フェンウェイパークで行われたレッドソックス戦に「2番投手兼DH」で出場し、吉田正尚とメジャー初対決した。
第5回ワールドベースボールクラシックで侍ジャパンの胴上げ投手となった大谷と4番を務めた吉田の世界最高峰の対決は初回に実現。大谷が1ボール2ストライクと追い込んだ4球目、ストレートを投げ込むと、吉田のバットは空を切った。日本では「最も三振しない男」として名を馳せたバットマンから空振り三振を奪い、大谷に軍配が上がった。
その後、降雨中断したため、大谷は2回無安打3三振1失点で降板。2勝目には届かず、打者としては5打数2安打だった。試合はエンゼルスが勝利した。
日本では3打数無安打で大谷に軍配
大谷は2017年まで日本ハムでプレーし、吉田は2015年ドラフト1位でオリックス入りしたため、日本では2シーズン重なっている。この間の対戦は3度あった。
初対決は吉田がルーキーだった2016年9月13日(札幌ドーム)。3番レフトで先発出場した吉田は、日本ハムの先発・大谷と対戦し、第1打席がセカンドゴロ、第2打席がショートゴロだった。試合は日本ハムが4-2で勝ったが、大谷に勝利はつかなかった。
3度目の対決は2017年7月12日(京セラドーム大阪)。3番ライトでスタメンだった吉田は、初回1死一塁で日本ハムの先発・大谷からファーストゴロ併殺打。大谷は1.1回4失点で負け投手となり、試合はオリックスが6-3で勝った。
NPBでは計3打数無安打で大谷は安打を許していない。ただ、吉田は3年目の2018年に初めて143試合にフル出場して26本塁打を放ち、その後スターダムを駆け上がった。そのため、お互いに超一流と呼ばれるようになってから対決するのはMLBが初めてだ。
吉田が大谷から初安打を放つのはいつだろうか。これから2人が紡いでいく物語から目が離せない。
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