日米通算200号が期待される大谷翔平
第5回ワールドベースボールクラシックでMVPに輝いたエンゼルスの大谷翔平が、メジャーリーグ開幕後も好調だ。2022年終了時点でMLB通算127本塁打、日本ハム時代の48本塁打を合わせて日米通算175本塁打をマーク。今季中の200号到達も十分に期待できる。
本塁打を量産するためには、固め打ちをできるかどうかもカギを握る。メジャーの連続試合本塁打ランキングを紹介しよう。
第5回ワールドベースボールクラシックでMVPに輝いたエンゼルスの大谷翔平が、メジャーリーグ開幕後も好調だ。2022年終了時点でMLB通算127本塁打、日本ハム時代の48本塁打を合わせて日米通算175本塁打をマーク。今季中の200号到達も十分に期待できる。
本塁打を量産するためには、固め打ちをできるかどうかもカギを握る。メジャーの連続試合本塁打ランキングを紹介しよう。
現在もMLB記録の8試合連続本塁打を初めて放ったのはパイレーツのデール・ロング。1956年、通算756本塁打のルー・ゲーリッグらが記録した6試合連続を更新する8試合連発をマークした。
1987年、31年ぶりにロングに並んだのがヤンキースのドン・マッティングリー。7月8日のツインズ戦から同18日のレンジャーズ戦にかけてマークし、同年は6本の満塁本塁打を含む30本塁打、115打点、打率.327の成績を残した。
現役時代はヤンキースひと筋でプレーし、背番号23は永久欠番となっている。マーリンズの指揮を執った2020年には最優秀監督賞に選ばれている。
史上3人目の8試合連続本塁打を放ったのは、マリナーズでイチローの同僚だったケン・グリフィーJr.。まだイチローがオリックス入団2年目だった1993年7月にマークし、同年は当時球団史上最多だった45本塁打を放った。後に本塁打王を4度獲得し、通算630本のアーチをかけたレジェンドだ。
日本で最長記録となっている7試合連続本塁打は、MLBでは6人が記録している。インディアンズのジム・トーミは2002年6月25日から7試合連発。同年は球団記録を更新する52本塁打を放った。
MLB記録の通算762本塁打を放ったバリー・ボンズも7試合連発を記録している。40歳だったジャイアンツ時代の2004年にマーク。同年はなんと120回も敬遠され、シーズン232四球で出塁率は驚異の.609だった。
2009年に阪神でプレーしたケビン・メンチもレンジャーズ時代の2006年に7試合連続本塁打をマーク。4月21日から28日にかけて、右打者としてはMLB史上初だった。
キューバ出身のケンドリス・モラレスはブルージェイズ時代の2018年に記録。キューバ出身選手として史上5人目となる通算200本塁打を達成したのも同年だった。
レッズのジョーイ・ボットは2021年、通算2000安打・300本塁打・1000打点を達成するメモリアルイヤーだった。7月24日から7試合連発を記録し、最終的には36本塁打、99打点を記録した。
エンゼルスで大谷翔平と同僚のマイク・トラウトも2022年に7試合連続本塁打を放った。9月4日から12日にかけてMLB史上9人目の偉業。同年は最終的に40本塁打をマークした。
いつか大谷も連続試合本塁打で歴史に名を残すだろうか。今後ますますの活躍が楽しみだ。
【関連記事】
・大谷翔平2023年は日米通算成績で節目の数字に到達へ、進化続ける二刀流
・MLB日本人メジャーリーガー通算本塁打ランキング、大谷翔平は松井秀喜をいつ超える?
・日本人メジャーリーガーのMLB奪三振数ランキング、大谷翔平は歴代何位?