2016年夏の甲子園を制覇!作新学院高校野球部の歴史|【SPAIA】スパイア

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2016年夏の甲子園を制覇!作新学院高校野球部の歴史


野球

Photo by mTaira/shutterstock.com

1962年の甲子園春夏制覇に加え、昭和の怪物江川卓氏を輩出した栃木県の伝統校作新学院高校野球部は、夏の選手権大会は2011年から2016年まで6年連続甲子園出場している。2017年春のセンバツも登場。全国屈指の強豪校となった作新学院高校野球部の歴史を紹介する。

1958年に甲子園初出場した作新学院高校

作新学院高校の甲子園初出場は、1958年の夏の選手権大会だ。作新学院高校は初出場ながら、3回戦で、その年の春のセンバツ高校野球で優勝した熊本県の濟々黌を2対1で逆転勝ちすると、準々決勝も強豪香川県の高松商を延長11回の試合を2対1でもぎ取る。
迎えた準決勝は、徳島県の徳島商業。徳島商のエースは板東英二氏で、作新学院高校は14個の三振を奪われ、1対4で敗れた。ちなみに板東英二氏はこの大会83個の甲子園の奪三振記録を作っている。

1962年春夏連覇した作新学院高校

1962年の甲子園は、作新学院高校のものだった。エースピッチャーの八木沢荘六氏、リリーフエースの加藤斌氏の活躍で春のセンバツ高校野球で初優勝した作新学院高校。夏の選手権大会も大本命だった。しかし、エースの八木沢氏が大会直前に赤痢にかかるアクシデント。大会前にアンダースローに転向した加藤氏がエースピッチャーとして戦った。
苦戦しながらも準決勝に勝ち進んだ作新学院高校は愛知県の中京商に2対0の完封勝利、決勝も福岡県の久留米商に1対0で完封。史上初の春夏連覇を飾った。加藤氏は中日ドラゴンズ入団後交通事故で不慮の死を遂げた。八木沢氏はロッテで選手として活躍した後、名伯楽として多くの名投手を育てた。

昭和の怪物江川卓氏を擁して甲子園へ

1973年の春のセンバツ高校野球は、作新学院高校のエース江川卓氏の大会になった。開会式後の1日目第1試合であり、相手も地元大阪府代表で優勝候補の北陽高校ということで、5万8000人の大観衆が集まった。プレーボールから江川卓氏はエンジン全開、4回2アウトまで、11人の打者を全て三振に討ち取った。結局試合は2対0で江川卓氏の完封勝利、19奪三振を奪った。準々決勝の愛媛県の今治西戦でも20奪三振を奪い完封。
準決勝で広島県の広島商に1対2で敗れたが、4試合で60奪三振のセンバツ高校野球記録を作っている。江川卓氏はプロ入りまで紆余曲折あったが、読売ジャイアンツ入団後は、エースとして選手生活9年間で8度の二桁勝利、最多勝も2回獲得している。

低迷期からの復活の兆し

1979年の春のセンバツ高校野球に出場した後、栃木県予選は熾烈を極める。高校野球ファンにはお馴染みの宇都宮学園(現文星芸大付)や佐野日大などのライバル校の前に作新学院高校は、甲子園から遠ざかる。
次に甲子園に出場したのは2000年春のセンバツ高校野球。21年ぶりの出場になった作新学院高校はベスト8に進出している。その後2000年代は、2004年春のセンバツと2009年の夏に甲子園出場を果たしている。

今井達也投手を擁して54年ぶりの甲子園制覇

2010年代になると、作新学院高校は黄金期に突入する。2011年の夏の甲子園ベスト4、2012年の夏の甲子園ベスト8、それ以降も2016年まで夏は6年連続の甲子園出場を果たしている。2016年の夏の甲子園は、作新学院高校野球部のハイライト。後に西武ライオンズにドラフト1位指名される今井達也選手の好投で、強豪校を次々と倒していく。準決勝高知県の明徳義塾を10対2、決勝の南北海道代表北海高校も7対1で圧倒。54年ぶりの甲子園制覇を果たしている。
大会前は、神奈川県代表の横浜高校藤平尚真投手(楽天ドラフト1位)、大阪府代表履正社の寺島成輝投手(ヤクルトドラフト1位)、埼玉県代表花咲徳栄の高橋昴也投手(広島ドラフト2位)の3人がBIG3と言われていたが、大会後は今井達也投手を含めたBIG4と呼ばれるまでになった。

まとめ

栃木の伝統校作新学院高校野球部の歴史を紹介した。1962年の春夏甲子園連覇に、昭和の怪物江川卓氏の輩出と非常に濃い歴史を持っている。低迷期もあったが、2010年代以降は、甲子園でも常に優勝候補の1つだ。引き続き作新学院高校に注目したい。

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