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全国最多の11回の優勝を誇る中京大中京高校硬式野球部の歴史

2017 3/22 18:28cut
野球
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Photo by akihirohatako/Shutterstock.com

愛知県だけでなく全国の高校野球を引っ張ってきた中京大中京高校野球部。全国最多の優勝回数を誇り、多くのプロ野球選手も輩出している名門校だ。

90年以上の歴史を誇る名門校

1923年に中京商業として設立された中京大中京は、1995年から現在の校名である中京大付属中京高校となっている。多くの場合“中京大中京”と略され、新聞表記なども同様だ。90年を超える歴史があり部活動も盛んな同校は、硬式野球部以外にも軟式野球部、サッカー部、ハンドボール部、スケート部などが全国屈指の強さを誇っている。
特に軟式野球部は、全国制覇も経験するなど、硬式野球部に並ぶ強豪だ。また、フィギュアスケートの浅田真央選手、安藤美姫選手も同校の出身者だ。

名門校が誇る数々の記録

歴史ある中京大中京の硬式野球部は、57回の甲子園出場を誇り、春の選抜4回、夏の選手権7回と、全国で最多となる合計11回の甲子園優勝を成し遂げている。57回の甲子園で積み上げた白星は133個。この数字も全国最多となっているのだ。
特に、夏の選手権では78勝と2位の松山商(愛媛県)の60勝と比べて18勝もの差がついていて、中京大中京の強さがよくわかる。また、1931年から1933年には史上初の夏の選手権三連覇を達成。これは2016年現在、史上唯一となっている。

前人未到の甲子園夏三連覇

中京大中京が初めて甲子園に出場を果たしたのは、1931年春の選抜だった。当時の校名は中京商で、選抜初出場で準優勝の成績を残すと夏の選手権にも初出場し、優勝を果たす。
この大会から夏の甲子園3連覇を果たすなど、一時代を築きあげたのだ。3連覇達成後も中京商は強さを誇り、1937年には4回目となる夏の選手権を制覇。翌1938年には春の選抜も制し、夏春連覇を達成した。その後も優勝を重ねた中京商は中京大中京に校名を変え、2009年夏の選手権で平成に入ってからの初優勝を果たしている。

日本文理との死闘

11回の全国優勝を誇る中京大中京の名勝負は、2009年夏の選手権決勝の日本文理戦だ。
この試合では、堂林翔太選手(現広島)を擁する中京大中京が、9回表2死まで10-4と大差でリード。この状況から日本文理が怒涛の反撃を見せるのだ。一挙5点を奪い2死一、三塁とチャンスは続く。
この回、二度目の打席となった若林尚希選手が放った強烈な打球は、中京大中京の三塁手である河合完治選手のグラブに収まった。この瞬間に10-9で中京大中京の43年ぶりとなる優勝が決まったのだ。この時の「日本文理の夏はまだ終わらなーい」という実況フレーズは、今でも語り継がれている。

稲葉選手ら多くのプロ野球選手を輩出

中京大中京からは、ドラフト制となって以降に42名の選手がプロに進んでいる。現役選手では嶋基宏選手(楽天)、堂林翔太選手(広島)、伊藤隼太選手(阪神)らが同校卒業者として活躍。また、2017年WBC日本代表のコーチを務める稲葉篤紀コーチも、同校から法政大学に進学し、ヤクルトへ入団。日本ハムに移籍した後に名球会入りを果たしている。
また古くは巨人、中日で活躍した後、東京六大学の強豪・慶応大学の監督を務めた江藤省三氏もOBだ。

まとめ

昭和初期から平成の現在まで変わらぬ強さを誇る中京大中京高校は、今後も変わらぬ強さで全国の高校野球を引っ張っていくだろう。全国最多優勝回数となる12回目の優勝は、おとずれるのだろうか?と期待が高まる。

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