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第96回選抜高校野球大会の出場校一覧 連覇目指す山梨学院、創部120年目で初出場の耐久など32校

2024 1/28 06:30SPAIA編集部
阪神甲子園球場,Ⓒbeeboys/Shutterstock.com
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3月10日に組み合わせ抽選、3月18日開幕

第96回選抜高校野球大会の選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、前回大会覇者の山梨学院、創部120年目で春夏通じて初出場の耐久(和歌山)など出場する32校が決定した。組み合わせ抽選会は3月8日に開催。3月18日に開幕し、2日間の休養日を含め13日間の日程で行われる。

出場校は以下の通り。

【北海道1校】
・北海 3年ぶり14回目

【東北3校】
・青森山田(青森) 8年ぶり3回目
・八戸学院光星(青森) 5年ぶり11回目
・学法石川(福島) 33年ぶり4回目

【関東・東京6校】
・作新学院(栃木) 2年連続12回目
・山梨学院(山梨) 3年連続7回目
・健大高崎(群馬) 2年連続7回目
・常総学院(茨城) 3年ぶり11回目
・中央学院(千葉) 6年ぶり2回目
・関東第一(東京) 8年ぶり7回目

【東海3校】
・豊川(愛知) 10年ぶり2回目
・宇治山田商(三重) 16年ぶり2回目
・愛工大名電(愛知) 12年ぶり10回目

【北信越2校+神宮大会枠1校】
・星稜(石川) 2年ぶり16回目
・敦賀気比(福井) 4年連続11回目
・日本航空石川(石川) 4年ぶり3回目

【近畿6校】
・大阪桐蔭(大阪) 5年連続15回目
・京都外大西(京都) 18年ぶり7回目
・京都国際(京都) 3年ぶり2回目
・耐久(和歌山) 初出場
・報徳学園(兵庫) 2年連続23回目
・近江(滋賀) 2年ぶり7回目


【中国2校】
・広陵(広島) 3年連続27回目
・創志学園(岡山) 7年ぶり4回目

【四国2校】
・高知(高知) 3年連続21回目
・阿南光(徳島) 32年ぶり2回目

【九州4校】
・熊本国府(熊本) 初出場
・明豊(大分) 3年ぶり6回目
・神村学園(鹿児島) 9年ぶり6回目
・東海大福岡(福岡) 7年ぶり3回目

【21世紀枠2校】
・別海(北海道) 初出場
・田辺(和歌山) 76年ぶり3回目

初出場は耐久、熊本国府、別海の3校、田辺は歴代2位の76年ぶり甲子園

今大会から各地区の出場枠が20年ぶりに変更。東北、東海の両地区が1枠増の3校となり、21世紀枠が1枠減の2校となった。また、これまで合わせて5校だった中国と四国は、それぞれ2校ずつの選出に変更された。

昨年、山梨県勢初の優勝を果たした山梨学院が3年連続7回目の選出。史上4校目となる大会連覇を目指す。近畿大会を史上初めて3連覇した大阪桐蔭や昨秋の神宮大会で優勝した星稜なども順当に選ばれた。

年始の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市に学校がある日本航空石川も、4年ぶり3回目の選出。現在は、系列校のキャンパスがある山梨県に拠点を移して練習を続けている。

初出場は江戸時代末期に創立した伝統校で創部120年目の耐久、昨秋の九州大会で初優勝した熊本国府、21世紀枠の別海の3校で、いずれも春夏通じて初めての甲子園出場となる。また、全出場校のうち前回の出場から最も間隔が空いたのは、21世紀枠の田辺で76年ぶり。センバツでは、2015年の松山東(愛媛)の82年ぶりに次ぐ歴代2位の記録となった。

桐光学園、履正社などが補欠校に

毎年注目されるのが、激戦区となっている関東・東京地区と近畿地区の6校目の選考。関東・東京地区は、秋の関東大会ベスト8の中央学院が選ばれた。同じく関東大会ベスト8の花咲徳栄(埼玉)や、昨秋県大会で横浜、慶応を破った桐光学園(神奈川)ら強豪校をおさえての選出となった。

近畿地区では昨夏甲子園出場の履正社(大阪)、春夏通じて初の聖地を目指した須磨翔風(兵庫)も候補だったが、報徳学園(兵庫)、近江(滋賀)への評価を上回れず、落選。補欠校に回った。

また、21世紀枠の補欠校は鹿児島の鶴丸と宮城の仙台一で、いずれも文武両道の学校が選ばれた。

各地区の補欠校は以下の通り。

北海道:東海大札幌
東北:一関学院、鶴岡東
関東:桐光学園、花咲徳栄
東京:創価
東海:藤枝明誠、県立岐阜商
北信越:北陸、帝京長岡
近畿:履正社、須磨翔風
中国:宇部鴻城、高川学園
四国:鳴門、明徳義塾
九州:大分舞鶴、延岡学園
21世紀枠:鶴丸、仙台一

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