春季近畿大会準決勝まで29連勝、通算36勝1敗
第104回全国高校野球選手権大会第5日第1試合に、優勝候補の筆頭・大阪桐蔭が登場する。相手は旭川大高(北北海道)。2012年と2018年に全国で唯一、2度の春夏連覇を達成している大阪桐蔭が、前人未踏の3度目の春夏連覇なるか、また、昨秋の明治神宮大会を含めて、1998年の横浜以来2度目となる秋春夏完全制覇なるか注目される。
昨夏の選手権2回戦で近江に4-6で敗れてから新チームを結成して以降は無敗街道を突き進んだ。昨秋大阪大会を制して臨んだ近畿大会では、決勝で和歌山東に大勝して優勝。明治神宮大会でも決勝で広陵に打ち勝って頂点に立った。
さらに今春センバツでは準々決勝以降全て2桁得点。市和歌山に17-0、国学院久我山に13-4、近江に18-1と他を寄せつけない強さだった。
続く春季大阪大会でも決勝でライバル履正社に3-2で競り勝って優勝。近畿大会決勝で智弁和歌山に初黒星を喫するまで公式戦29連勝をマークした。
今夏の大阪大会では決勝で履正社に大勝するなど、7試合合計54得点1失点。圧倒的な強さで甲子園出場を決めた。昨秋以降の公式戦は通算36勝1敗。全成績は以下の通りとなっている。
【2021年秋季大阪大会】
1回戦 大阪桐蔭 15-0 千里
2回戦 大阪桐蔭 23-0 摂津
3回戦 大阪桐蔭 10-0 浪速
4回戦 大阪桐蔭 5-4 東大阪大柏原
5回戦 大阪桐蔭 8-1 大商大堺
準々決勝 大阪桐蔭 8-1 関大一
準決勝 大阪桐蔭 5-3 履正社
決勝 大阪桐蔭 7-0 金光大阪
【2021年秋季近畿大会】
1回戦 大阪桐蔭 7-0 塔南(京都)
準々決勝 大阪桐蔭 5-0 東洋大姫路(兵庫)
準決勝 大阪桐蔭 9-1 天理(奈良)
決勝 大阪桐蔭 10-1 和歌山東(和歌山)
【2021年明治神宮大会】
1回戦 大阪桐蔭 8-4 敦賀気比(福井)
準決勝 大阪桐蔭 9-2 九州国際大付(福岡)
決勝 大阪桐蔭 11-7 広陵(広島)
【2022年第94回選抜大会】
1回戦 大阪桐蔭 3-1 鳴門(徳島)
2回戦 大阪桐蔭 不戦勝 広島商(広島)
準々決勝 大阪桐蔭 17-0 市和歌山(和歌山)
準決勝 大阪桐蔭 13-4 国学院久我山(東京)
決勝 大阪桐蔭 18-1 近江(滋賀)
【2022年春季大阪大会】
2回戦 大阪桐蔭 10-0 枚方津田
3回戦 大阪桐蔭 9-1 汎愛
4回戦 大阪桐蔭 6-4 関西大倉
5回戦 大阪桐蔭 4-1 大阪電通大高
準々決勝 大阪桐蔭 5-0 大体大浪商
準決勝 大阪桐蔭 5-0 上宮
決勝 大阪桐蔭 3-2 履正社
【2022年春季近畿大会】
1回戦 大阪桐蔭 9-0 和歌山商(和歌山)
準決勝 大阪桐蔭 11-2 近江(滋賀)
決勝 智弁和歌山(和歌山) 3-2 大阪桐蔭
【2022年第104回選手権大阪大会】
2回戦 大阪桐蔭 10-0 大手前
3回戦 大阪桐蔭 7-1 関大北陽
4回戦 大阪桐蔭 6-0 大阪
5回戦 大阪桐蔭 8-0 東海大仰星
準々決勝 大阪桐蔭 8-0 大阪電通大高
準決勝 大阪桐蔭 8-0 上宮
決勝 大阪桐蔭 7-0 履正社
この凄まじい成績をどこまで伸ばすだろうか。かつての大阪桐蔭や、1998年の横浜、黄金時代のPL学園をも凌ぐ史上最強チームと呼ばれることになるのだろうか。今夏の戦いぶりに注目だ。
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