「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

大阪桐蔭・西谷浩一監督は今春センバツでPL学園・中村順司監督を超えるか?

2021 1/29 06:00SPAIA編集部
甲子園球場ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

就任当初は何度もはね返されたPLの厚い壁

第93回選抜高校野球大会の出場校が29日に決定する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により春の選抜と夏の選手権がともに中止され、選抜の代替試合として夏に甲子園交流試合が行われたのみだったため、待ちきれないファンも多いだろう。

昨秋の近畿大会で準優勝して出場が確実と見られている大阪桐蔭は、ひとつの節目を迎えるかも知れない。西谷浩一監督が甲子園通算勝利数でPL学園・中村順司監督を超える可能性があるのだ。

西谷監督が大阪桐蔭の指揮官に就任した1998年当時は、まだまだPL学園が強かった時代。その夏に甲子園で横浜とPLが延長17回を戦った激闘は今でも語り草だ。

大阪桐蔭は1991年夏に長沢和雄監督に率いられて甲子園初出場初優勝を果たしたが、2回目の出場は11年後、西谷監督就任後の2002年だった。結果は初戦で東邦に敗退。PLの壁は厚く、大阪でPLを倒さなければ、甲子園で勝つことなど夢のまた夢だった。

PLが緩やかに下降線を辿るのと反比例するように徐々に力をつけた大阪桐蔭は、2005年夏の甲子園で辻内崇伸(元巨人)、平田良介(中日)、中田翔(現日本ハム)らを擁してベスト4。浅村栄斗(現楽天)のいた2008年夏に学校として2度目、西谷監督として初の頂点に立った。

以降、2012年の春夏連覇、2014年夏、2017年春、2018年に2度目の春夏連覇と西谷監督は計7度の全国制覇を果たしている。2016年に休部となったPLとの立場は完全に逆転した。

選抜で決勝進出なら単独2位浮上

とはいえ、通算成績を比較すると、長く高校球界の頂点に君臨したPL学園は甲子園で歴代3位の春夏通算96勝を挙げており、63勝の大阪桐蔭はまだまだ及ばない。

PLの96勝のうち58勝を挙げたのが中村順司監督だ。桑田真澄、清原和博のいた1983~85年、春夏連覇した1987年など、現在でも「史上最強」に推す声もあるPL黄金時代を率いた名将は、プロ野球界にも多くの名選手を輩出した。

西谷監督はその名将の通算勝利数に迫っている。東海大相模を破った昨年の交流試合を除いても、選抜と選手権の合計勝利数は歴代3位の55勝。今春選抜に出場して3勝、つまりベスト4入りすれば並び、4勝して決勝進出すれば超えることになる。

高校野球監督の通算勝利数


大阪桐蔭が順当に選出されれば十分に可能性はある。身長190センチの長身から150キロを越えるストレートと多彩な変化球を駆使するプロ注目左腕の松浦慶斗や、最速150キロを超える右腕・関戸康介、中学時代にU15日本代表主将として世界一に輝いた池田陵真ら逸材が揃っており、4勝どころか5勝して3年ぶり4回目の選抜制覇しても驚けない戦力だ。

開幕は3月19日。仮に西谷浩一監督が中村順司監督を超えれば、残るは史上最多の68勝を挙げた高嶋仁監督(智弁学園、智弁和歌山)のみとなるが果たして…。

【関連記事】
2021年選抜高校野球21世紀枠はどこだ?最終候補9校の横顔
2012年と2018年に春夏連覇した大阪桐蔭、強いのはどちら?データで比較
選抜高校野球で活躍した名投手を奪三振率で比較、断トツ1位は江川卓

おすすめの記事