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Fantasy Baseball(ファンタジーベースボール)の基本的な考え方

2018 3/23 12:23mono
ファンタジーベースボール
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本塁打打者を獲得しよう

FantasyBaseball(以下ファンタジーベースボール)の代表的な遊び方のひとつであるRotisserie(以下ロト)の5×5リーグ。
※基本的なルールはこちらの記事を参照

ロトでは、本塁打、打点、得点、打率、盗塁の5カテゴリーを野手が競うことになるため、本塁打を打てる打者の重要度が極めて高くなってくる。それは、1本塁打が『本塁打・打点・得点』という、積み上げてしまえば、減少することのないカテゴリーに影響するからだ。

本塁打を多く打つことのできる打者は低打率の選手が多く、打率が低下する恐れがあるのは事実である。本塁打1本で『本塁打・打点・得点』の数字を伸ばすことができるのが魅力。

本塁打も盗塁も1つずつしか加算されないので、価値は同じに見える。盗塁はそれのみが加算される一方で、本塁打は打点、得点にも影響を与えるのだ。ロトでは本塁打の価値が盗塁に比べて圧倒的に高いのだ。

もちろん、本塁打を多く打つことができ、高打率をキープしつつ盗塁もできるマイク・トラウト(エンゼルス)のような選手がもっとも貢献度が高くなる。だが、そういった選手は片手で数えるほどしか存在しない。そのような選手が獲得され指名リストから消えた後は、本塁打を放てる選手を優先的に狙っていくのが基本的な戦略となる。

とはいうものの、野手全員を本塁打打者にすることはオススメできない。盗塁、打率などその他のカテゴリーで数字を稼ぎにくくなるからだ。あくまで、優先するポイントが本塁打を打てる選手というだけで、バランスを考えることが大事である。

三振を奪える投手が有利

野手は本塁打を打てる選手が有利となるロトの5×5リーグ。投手はどのような選手を獲得していけばいいのだろうか。

ロトの投手は勝利数、セーブ数、奪三振数、防御率、WHIP(1回あたりの被安打数と与四球数の合計)を競っていくことになる。防御率、WHIPは増減があるカテゴリーとなるが勝利数、セーブ数、奪三振数は獲得すれば減算されることはなく、負け数やセーブ失敗もこれらの数値に影響はしない。

また多くの場合、投手全体の投球回数に上限が設けられている。この上限に達すると、それ以降はどのような成績を残しても数値は変動しなくなってしまう。シーズンを通して規定の投球回数内で、どれだけの数字を残すことができるのかが重要なのだ。

これらを加味すると奪三振の多い選手が鍵となる。仮に勝ち星(セーブ)がつかなくても奪三振数が多ければ、そのカテゴリーにおいて数字を積み上げることができるからだ。奪三振が少ないと勝ち星(セーブ)を獲得できなかった場合、投球回数を消費しただけで終わってしまうこともある。

もちろん1度の登板において、勝ち星(セーブ数)奪三振ともに獲得できるのが理想ではあるが、全試合そうなるわけではない。勝ち星(セーブ)は獲得できなくとも奪三振の積み上げをおこなうために、三振を多く奪える投手を獲得しておきたい。

今回はロトの5×5での基本的な考え方を紹介した。これらの戦略はルールや考え方によって変わってくる。また、ファンタジーベースボールを長らく楽しんでいる人には、それぞれ独自の考え方があるだろう。まずはプレーをして自分自身の考え方、戦略を生み出して欲しい。