「脱退し、他リーグに加盟したチームとの交流を禁止」
学生野球界が何かと騒がしい。高校野球の名門・広陵が部員の暴行事案のため夏の甲子園1回戦終了後に出場を辞退。中井哲之監督は退任した。
すると、加害者とされた生徒の1人がSNS投稿で名誉を傷つけられたとして、名誉毀損で東京地検に刑事告訴。事態は泥沼化の様相を呈している。
そんな中、公益財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の「通達」が波紋を広げている。公式HPで下記のような通達文書が9月9日に公開された。
「当連盟から脱退し、他リーグに加盟したチームとの交流(練習試合・他リーグとの交流試合)を禁止する。但し、他主催者による大会での交流はその限りではない。脱退し他リーグに加盟したチームは、当連盟の規約に従えないために脱退しているので当連盟との交流は必要ないため。以上」
何らかのトラブルがあったことは推察できるが、短い文面だけでは通達に至った経緯や理由は分からない。
そこでSPAIAが日本少年野球連盟に問い合わせたところ、あくまで同連盟に加盟するチームに発したものであり、連盟外のチームには効力も規制もないとした上で「ほとんどの他リーグのチームに対しても影響することはありません」との回答だった。
また、「当連盟は他リーグに先立ち、指導者のライセンス制度を制定し、毎年の講習を義務づけ指導者の質の向上を目指し、選手の育成に携わるもの全てを対象とし、ある意味、指導者等に勉強という負担を義務づけております」と説明している。
とはいえ、突然の通達が憶測を呼んだことも確かで、SNS上では批判的な声も少なくない。














