オリックス、日本ハム、ヤクルトで通算1004安打
プロ野球のオリックス、日本ハム、ヤクルトで活躍した大引啓次氏(39)が兵庫県西宮市の野球専門校「関メディベースボール学院」中等部の臨時コーチに就任することが10日、分かった。3月から月に数回、同学院の練習を訪れ、中学生を指導する。
大引氏は大阪出身で、浪速高時代にセンバツ出場。法政大では2度の首位打者に輝き、現在も東京六大学リーグ歴代5位にランクされる通算121安打をマークした。
2006年大学生・社会人ドラフト3巡目でオリックス入りし、シュアな打撃と堅い内野守備で活躍。2013年に糸井嘉男、八木智哉との交換トレードで、木佐貫洋、赤田将吾とともに日本ハムに移籍し、2014年オフにはFA宣言してヤクルトに移籍した。
2019年に引退するまで通算1288試合に出場して1004安打、48本塁打、356打点、67盗塁、打率.251。プレーヤーとしてはもちろん、高校、大学で主将を務め、プロでもオリックスで選手会長、日本ハムで主将を務めたキャプテンシーの持ち主として高く評価されていた。
引退後は2020年に日本ハムの特別研修コーチとしてテキサス・レンジャーズに派遣され、2021年からは日本体育大学大学院に入学してコーチングを学びながら、硬式野球部のコーチとして指導している。