佐賀ビクトリーと決着つかず両チーム優勝
アメリカ発祥の硬式野球リーグ「ポニーリーグ」の第49回全日本選手権大会が7月26日まで行われ、兵庫県西宮市の野球専門校「関メディベースボール学院」が優勝。3月まで所属していた「ヤングリーグ」の第31回春季大会でも優勝しており、4月から転籍したポニーリーグと合わせ、異例の2リーグで同一年度の全国制覇を果たした。
ポニーリーグでは背番号をもらえない白い練習用ユニフォームの選手の存在を認めておらず、登録部員全員が試合に出られるよう部員の多いチームは複数のチームに分けて出場できる。在籍選手が増えてきた関メディはその趣旨に賛同して転籍し、今大会も3チームに分けて出場した。
関メディは1回戦で松戸江戸川ポニー(千葉)に9-0、2回戦で博多南シャークス(福岡)に4-1、3回戦で江東ライオンズ(東京)に6-3、準々決勝で市原ポニー(千葉)に8-7、準決勝で三潴ファイターズ(福岡)に9-7と勝ち上がり、決勝で佐賀ビクトリー(佐賀)と対戦した。
1点を争う白熱の好ゲームとなり、3-3で延長に突入。9回、10回にそれぞれ1点を失ったもののいずれもその裏に同点に追いつく執念を見せた。結局、3時間46分の激闘の末、延長11回終了時点で猛暑のため選手の健康状態を考慮して打ち切り。両チーム優勝となった。
大会MVPは、ポニー(U-14)日本代表にも選ばれている左腕・井上友吾。昨年まで3連覇していた江東ライオンズ戦で7回途中3失点、決勝でも7回途中3失点の好投で優勝に貢献した。
関メディベースボール学院提供