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バドミントン 四文字ペアの歴史〈4〉「タカマツ」編

2017 2/23 12:38きょういち
バドミントン
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世界一になっても謙虚なんです

 「タカマツ」2人に、じっくりと話を聞いたのはそれから5年後です。高橋24歳、松友22歳の時でした。

 その直前、タカマツは世界の強豪が集うスーパーシリーズファイルで初優勝し、ペア結成9年目にして、ついに世界ランキング1位も経験。タカマツが世界の頂点に立った直後でした。

 世界一になって、注目を浴び始めた時。でも、世界一に対して、2人はとても謙虚に受け止めていました。
 松友は冷静に答えました。「世界のトップで戦える力はついてきていますが、自分たちがトップにいるという考えにはなっていません」。

 その理由を問うとこうでした。

 「世界のトップは常に優勝しているイメージがありますが、自分たちは昨年、国際大会での優勝は2回だけですから」

 高橋は世界一になったことを「まぐれなのかなと思う」と言い切りました。
 こんな謙虚な姿勢だからこそ、リオ五輪での金メダルに到達できたのかもしれません。

足を引っ張りたくない

 2人がペアを組んだのは高橋が高校2年生、松友が高校1年生の時です。その時のことについて、2人が同じようなことを言っていたのが、印象的でした。

 高橋は「違和感があった」と言いました。その理由は「ダブルスは先輩が引っ張るというイメージがあるけど、シングルスも私の方が弱くて、足を引っ張ると思っていました」。先輩なのに謙虚です。

 シングルスでも戦っていた松友はこう思っていました。「先輩と組むということは、シングルスに加えてダブルスでも勝たないといけないということ。私も足を引っ張らないようにと思っていました」

 2人の思いが同じというのが、そもそもペアに向いていたのかもしれません。

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