「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

バドミントン 四文字ペアの歴史〈1〉

2017 1/23 14:56きょういち
バドミントン
このエントリーをはてなブックマークに追加

リオで一躍名をはせた「タカマツ」

 昨年夏のリオデジャネイロ五輪で日本は12個の金メダルを取りました。その一つがバドミントンの女子ダブルスによるものです。
 日本バドミントン界としては、初の五輪金メダル。その偉業を達成したのは高橋礼華、松友美佐紀の「タカマツ」ペアでした。

 日本のバドミントンはなぜか、ダブルスのペアを四文字で表す「ならわし」があります。ちょっと、その歴史を振り返りましょう。

バドミントンの人気を高めた「オグシオ」

 これまで、バドミントンの関係者にどれだけ聞いても、いつから四文字でペアを表すようになったのかは分かりません。

ただ、四文字ペアを広めたのは、間違いなく、小椋久美子、潮田玲子の「オグシオ」でしょう。その系譜が今の「タカマツ」につながっています。

人気先行と揶揄され

 スポーツ界ではまれとも言える、ペアが2人もきれい、ということで「オグシオ」は注目を集めました。出場を逃した2004年アテネ五輪前後から、彼女たちの人気は高まっていきます。テレビにも出演し、知名度は上がっていったのですが、本人たちの思いはこうだったと記憶しています。

 「人気先行だと言われるのは嫌」

 周りから、「実力が日本代表になっていない」と陰口を言われたそうです。

 アテネ五輪出場がならなかった後、2人は当時所属していた三洋電機の体育館で話し合い、2008年北京五輪出場を誓い合ったそうです。

 「人気先行」のレッテルをはがすために、彼女たちは、まず「日本一」を目指しました。そして、2004年の全日本総合選手権で初優勝し、以降、ペアを解消する2008年まで5連覇を果たします。そして、2005年にはデンマークオープンでも優勝し、容姿だけではなく、実力も備わっていることを証明します。

「余り物」からペア

 なぜ「オグシオ」はペアになったのでしょう。

 別々の高校に通っていた2人でしたが、実力は全国トップクラス。高校1年の時に、アジアジュニア選手権の合宿に呼ばれました。その時、2人でダブルスを組むように指示されます。その時のことを2人に聞くと、いつもこう言っていました。

 「私たち、『余り物』だったんです」

 2人の話を要約すると、先輩たちが先にペアとして組まれていき、最後に残ったのが2人だったというのです。しかし、当時の強化担当者に聞くと、2人を結び着けるのは必然だったと言います。

おすすめの記事