コスタディノワの世界記録を1センチ更新
陸上の世界最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」第8戦が7日、フランス・パリで行われ、女子走り高跳びのヤロスラワ・マフチフ(22=ウクライナ)が37年ぶりに世界新記録を樹立した。
東京五輪銅メダリストのマフチフはこの日、ウクライナ記録となる2メートル07をクリアすると、2メートル10までバーを上げ、1本目で成功。1987年にステフカ・コスタディノワ(ブルガリア)がマークした世界記録を1センチ更新した。
ロシアによるウクライナ侵攻により、マフチフも避難生活を経験。過酷な状況に負けず、昨年のブダペスト世界陸上でも2メートル01で初優勝した。躍り出たパリ五輪の金メダル候補をゼレンスキー大統領も祝福している。
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