バレーボール女子日本代表がカナダに2-0から逆転負け、五輪切符はお預け【ネーションズリーグ】

フルセットの死闘の末に敗戦

バレーボールの「ネーションズリーグ2024予選ラウンド第3週福岡大会」に出場している女子日本代表は13日、北九州市・西日本総合展示場でカナダと対戦し、セットカウント2－3（25－23、25－22、20－25、21－25、14－16）のフルセットの末に敗戦。通算成績は7勝3敗となった。

勝てばパリ五輪出場が事実上決定する一戦で、日本がまさかの大逆転負けを喫した。序盤は石川真佑の強打が決まるなど第1、2セットを連取する好スタートを切ったが、第3セットから連携が合わない場面が目立つように。カナダにその隙を逃さず攻め立てられ、高さを生かしたスパイクとブロックに屈し、2セット連続で落とした。

勝負を決する第5セットは互いに譲らず一進一退の攻防のまま、14－14のジュースにもつれる死闘に。しかし、最後は14－15からサービスエースを決められ力尽きた。

この結果、日本は世界ランキングで中国に抜かれ7位に転落。アジア1位の座も明け渡した。予選ラウンドは残り2試合で世界ランク8位のセルビア、同5位のアメリカと対戦。いずれもすでに五輪出場を決めている強豪国との対戦が続く。

パリ五輪の出場権は今大会の予選ラウンド終了時点の世界ランキングがアジア・オセアニアで最上位、もしくは出場権を獲得していない国のうち上位3位以内のチームに与えられる。

女子日本代表の今後の日程と6月13日の試合終了時点の世界ランキングは以下の通り。

■今後の対戦スケジュール

【第3週（福岡）】
6月15日 19時20分 日本－セルビア
6月16日 18時45分 日本－アメリカ

【ファイナルラウンド（タイ・バンコク）】
6月20日・21日 準々決勝
6月22日 準決勝
6月23日 3位決定戦・決勝

■世界ランキング（◎はパリ五輪出場権獲得済み）

1位　トルコ◎　392.17ポイント
2位　ブラジル◎　389.13ポイント
3位　ポーランド◎　366.17ポイント
4位　イタリア　364.69ポイント
5位　アメリカ◎　356.08ポイント
6位　中国　329.55ポイント
7位　日本　322.94ポイント
8位　セルビア◎　314.63ポイント
9位　オランダ　293.03ポイント
10位　カナダ　290.24ポイント

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