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『バレーボールネーションズリーグ2024』日本ラウンドの開催地が福岡に決定 西日本総合展示場で男子が6月4日~9日、女子は6月11日~16日

2024 1/31 16:45SPAIA編集部
バレーボール,Ⓒゲッティイメージズ
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男子は五輪前哨戦、女子は五輪出場をかけた大一番

バレーボールワールドは31日、『バレーボールネーションズリーグ 2024』(以下『VNL2024』)の予選ラウンド男子第2週と女子第3週に組み込まれた日本ラウンドの開催地を福岡県に決定したと発表した。

当初の発表では、『VNL2024』の日本ラウンドは男女とも千葉県で開催されることが伝えられていたのだが、今年1月に変更されることが発表され「未定」となっていた。

この日、福岡県庁で行われた記者会見には国際バレーボール連盟(FIVB)事務総長のファビオ・アゼベド氏も出席。「年に一度の最高峰の大会であるバレーボールネーションズリーグを、バレーボールの人気が絶大な日本の福岡で開催できることを嬉しく思います。男子日本代表は、パリ2024オリンピックへの出場権をすでに獲得していますが、女子日本代表は本大会がパリ2024オリンピックへの切符をかけた戦いになるため、これまで以上の盛り上がりが予想されます。日本のファンの揺るぎない声援を送ってくれることを確信しています」と語り、「福岡は、スポーツを通じて健康と幸福を促進するという私たちのコアバリューにも合致していて、『ワンヘルス(One Health)』プログラムは、素晴らしい事例だと思っています」と福岡県を開催地とした要因についても触れた。

これには同席した服部誠太郎福岡県知事も「福岡県で開催をする重要な決め手の一つが、ワンヘルスの取組が進められていることだと話がありました。私達、福岡県としては、このワンヘルス、人の健康と動物の健康と人も動物も共に暮らす地球の環境の健全性この 3 つのものを一つのものとして守っていこうというワンヘルスというものを県政においても重要な施策として推進をしているところです。我々が3年半にわたり苦しめられてきたCovid-19、この人獣共通感染症の次なるパンデミックの備えとしてもワンヘルスは極めて重要です。これが今大会の意義の一つとして掲げられたことを大変うれしく思います」と喜びを語った。

会場は福岡県北九州市の西日本総合展示場・新館に決定。6月4日(火)~9日(日)にかけてはブラジル、ブルガリア、ドイツ、イラン、日本、ポーランド、スロベニア、トルコの8チームが参加する男子の戦いが行われ、6月11日(火)~16日(日)にかけてはカナダ、フランス、イタリア、日本、韓国、オランダ、セルビア、アメリカの8チームが参加する女子の戦いが行われる。

男子代表にとっては夏に控えるパリ五輪の前哨戦という位置付けとなり、女子にとってはこの『VNL2024』予選ラウンド終了時点のFIVBバレーボール世界ランキングによってパリ五輪に出場できるか否かが決するため、まさに全身全霊で挑む大一番。女子日本代表を率いる眞鍋政義監督は「まずはパリ2024オリンピックへの出場権を獲得することはもちろん、パリ2024オリンピックに向けて勢いをつけていきたいと思っています。日本のファンの皆さん、そして福岡・北九州のファンの皆さん、是非ご声援をよろしくお願い致します」と呼びかけた。

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