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天理大が勝てば関西勢36季ぶり優勝、大学ラグビーの勢力地図を塗り替えるか

2021 1/9 11:00SPAIA編集部
準決勝で明治大を破った天理大ⒸKRPU M.Masuda
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ⒸKRPU M.Masuda

11日の決勝で早稲田大と激突

第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝が1月11日に国立競技場で行われる。関東大学対抗戦Aグループ2位の早稲田大と関西大学Aリーグ1位の天理大が激突。早稲田大が勝てば2季連続17回目、天理大が勝てば初優勝となる。

第57回全国大学ラグビー組み合わせ


関西リーグ5連覇中の天理大は準々決勝で流通経済大を78-17で下し、準決勝では昨季準優勝の明治大に41-15で快勝。8月に部員62人が新型コロナに集団感染したが、アクシデントを乗り越えて頂点に王手をかけた。

12月上旬に新型コロナに集団感染したため出場辞退した、関西リーグ2位の同志社大フィフティーンの悔しさも背負い、名門ワセダにぶつかる。

36年前は平尾誠二のいた同志社大が3連覇

天理大は2季ぶり3度目の決勝進出。悲願の初優勝を果たせば、同時に関西勢として36季ぶりの優勝となる

全国大学ラグビー年度別決勝


36年前の1985年1月6日。大学選手権を連覇していた同志社大は慶應義塾大との決勝で、CTB平尾誠二のトライなどで10-6で競り勝ち、3連覇を果たした。後に帝京大が9連覇するまで、最長連続優勝記録だった。

あれ以来、関西勢の優勝はない。高校ラグビーは西高東低でも、大学では関西から選手が流出する現状だけに、天理大は関西ラグビー界の期待を一身に背負っている。

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