10月9日号砲、エントリー200選手の最多出身校は?
10月9日に35回目の大会が開かれる出雲駅伝。6区間45.1キロで争われる出雲だが、エントリーは各大学10人になる。出場20チーム(学連選抜を含む、米アイビーリーグ選抜は除く)のエントリー選手200人の出身校のランキングを算出してみた。
10月9日に35回目の大会が開かれる出雲駅伝。6区間45.1キロで争われる出雲だが、エントリーは各大学10人になる。出場20チーム(学連選抜を含む、米アイビーリーグ選抜は除く)のエントリー選手200人の出身校のランキングを算出してみた。
最多の7人となったのは、2年前の全国高校駅伝2位で、ここ10年近くは全国大会上位常連の洛南(京都)だ。各大学に有力選手を送り込んでいる。
駒大には佐藤圭汰ら2人、中大2人、順大は三浦龍司で1人、青学大は若林宏樹で1人、立命大1人となっている。
2番目にランクされたのは、全国高校駅伝で日本選手だけの最高記録を持つ佐久長聖(長野)で、6人となった。男子マラソンの大迫傑ら、多くの名選手を生み出した名門だ。
順大には吉岡大翔ら2人、早大が伊藤大志ら2人、駒大が主将の鈴木芽吹1人、創価大が1人となっている。
3番目となったのは5人の樟南(鹿児島)だった。この結果に「おや?」と思う人も多いのではないだろうか。
鹿児島の強豪と言えば、全国優勝経験もある鹿児島実が有名。近年は今回4位にランクされている出水中央が全国大会に出ている。樟南は野球の強豪ではあるが、駅伝にはあまりイメージがないかもしれない。
5人の内訳を見ると、その特徴が出ている。箱根を走ることができる関東の大学では青学大が山内健登の1人のみ。一方、地方の大学に目を向けると、地元鹿児島の第一工科大に3人、中国地方の広島経大に1人いる。樟南が上位にランクされたのは、関東以外の大学が出場できる出雲らしい結果とも言えるだろう。
4位には豊川(愛知)、学法石川(福島)、出水中央(鹿児島)、智弁学園奈良カレッジ(奈良)が4人で並んだ。智弁学園奈良カレッジは野球の強豪として有名な奈良の智弁学園や智弁和歌山と兄弟校で、野球部はないが陸上部は強豪として知られている。大学駅伝も出身高校別に見ると、また違った楽しみ方ができるだろう。
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