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【一強時代を変えろ】リーグ・アンで注目すべき監督に迫る!

2017 8/25 10:07dada
Unai Emery
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一強時代に黄色信号?ウナイ・エメリの挑戦

リーグ・アンの絶対王者として君臨するのが、パリ・サンジェルマンFC(以下、PSG)だ。
PSGはずば抜けた資金力を武器に、2011-12シーズンから大型補強を毎年のように敢行している。チアゴ・シウバ選手、ズラタン・イブラヒモヴィッチ選手、エディンソン・カバーニ選手ら世界最高峰の選手をたて続けに手に入れ、優勝を狙った。

これが功を奏し、2012-16シーズンはリーグを4連覇。国内カップ戦も幾度となく制覇し、CLでも毎年のように出場、上位に食い込む活躍を見せている。
2016-17シーズンはローラン・ブラン監督(以下、敬称略)を解任し、ウナイ・エメリ監督(以下、敬称略)を招聘。ブランが解任されたのは、リーグと国内カップ戦を制しはしても、CLでベスト8から勝ち上がれないことに業を煮やしてのことだろう。
世界屈指の強豪となったPSGは、さらなる高みを目指すべくエメリを選んだ。

しかし、エメリに移行してからの2016-17シーズンは、リーグタイトルをライバルのASモナコに奪われる。CLでもベスト8はおろかベスト16となってしまい、就任1年目から彼の采配には黄色信号が灯っている。
エメリはPSGの監督就任以前には、セビージャFC(以下、セビージャ)の監督をしていた。セビージャはエメリの下で、EL連覇を成し遂げ、リーグでも中位につけるなど好調を維持した。おそらくPSGが彼を招聘したのも、エメリの国際舞台での活躍を評価してのことだろう。 エメリはサイドからの攻撃を好む監督だ。

PSGにおいては、ルーカス・モウラ選手やアンヘル・ディ・マリア選手らが崩しにかかる。そこに運動量のあるブレーズ・マチュイディ選手、ゲームを作ることのできるマルコ・ヴェラッティ選手らが走り込んでいく。プレスをかけることにも熱心で、相手の自由を確実に奪っていく。
リーガ・エスパニョーラでは中堅のセビージャが、他のビッグクラブに対抗できたのも、この徹底したハードワークがあったからだろう。

とはいえ、この戦術はPSGでは未だフィットしていない。解任説が取り沙汰されることもあったが、もう少し様子を見る必要があるだろう。
PSGには自由にテコ入れできるだけの資金力があり、今しばらくはエメリのやりたいサッカーを作り上げるためのサポートをしなくはならない。

奪った王座!レオナルド・ジャルディムとモナコ

2016-17シーズン、リーグ・アンの頂点に立ったのは、レオナルド・ジャルディム監督(以下、敬称略)率いるASモナコ(以下、モナコ)だった。

ジャルディムは若手の才能を見極めることに長ける監督だ。プロサッカー選手としてのキャリアはないが、両親の故郷であるマデイラ島で監督業をスタートさせた。まずは2001年にADカマーシャのアシスタントコーチとなり、2年後には27歳という若さで正式に監督となった。

その後2011年にポルトガルの名門SCブラガで13連勝リーグ3位。2013年にはスポルティングCPでジョアン・マリオ選手、ウィリアム・カルバーリョといった有望株を発掘し、CL出場権を獲得できるリーグ2位に導いた。

2014年からはモナコを率い、2016-17シーズンにはPSGを押しのけてリーグを制覇した。
このシーズンも、やはりジャルディムが見出したキリアン・ムバッペ選手、ファビーニョ選手、ティエムエ・バカヨコ選手(以下、いずれも敬称略)といった若手が躍動した。
ファビーニョとバカヨコの中盤は非常に手堅く安易に突破を許さない。常に先読みして相手の攻撃を潰し、前線のムバッペらにボールを正確に繋いだ。

どのクラブを率いても若手を信じるジャルディムは、選手のモチベーションを維持するのも上手い。モナコの選手たちは、シーズンを通して好調を維持し優勝するにふさわしい試合を展開した。CLでベスト4入りできたのも賞賛すべきことで、ライバルのPSGはさぞや苦々しく思ったことだろう。

2017-18シーズンは数人の主力を引き抜かれ臨むことになるが、ジャルディムはおそらく今後も逸材を発掘し続けモナコを上位に導くだろう。シーズン開幕前にはベルギーの至宝とされるユーリ・ティーレマンス選手の獲得に成功している。

彼は常に先を見据えて行動し、クラブの地力を磨いている。

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