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レアル退団のセルヒオ・ラモスがPSG移籍間近、アクラフ・ハキミも合意

2021 7/7 09:58福光俊介
セルヒオ・ラモスⒸゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

35歳セルヒオ・ラモスと2年契約へ、現地紙報道

レアル・マドリードを退団したスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの去就が決しそうだ。欧米のメディアが7月5日、一斉にパリ・サンジェルマン(PSG)への加入が間近であると報道した。

フランスのスポーツ専門紙「レキップ」(L'EQUIPE)も、6日付紙面の一面を「パリの新たな伝説へ」との見出しでセルヒオ・ラモスのPSG合意間近を大々的に報じた。同紙によると、6日にもメディカルチェックを受け、問題がなければ正式にサインをかわすとしている。契約内容としては、2023年6月までの2年契約となることが濃厚だ。

この契約を終える頃には37歳となっており、年齢的な面の指摘も少なくない。しかし同紙では、2013年に当時37歳だったデイヴィット・ベッカム、2017年には当時40歳だったジャンルイジ・ブッフォンと契約した経験がPSGにはあると強調し、キャリア終盤の選手たちを生かすことに定評があると述べている。

また、こうした選手たちと比較してもセルヒオ・ラモスの経歴は群を抜いているとも触れ、レアル時代に5度のリーガ優勝や4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に導いた偉大なキャプテンだと記している。

ハキミもPSG合意、フランス国内では予想フォーメーションも

レキップはセルヒオ・ラモスと並んで、セリエA・インテルに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミのPSG合意も間近であると報じた(6日にチーム公式ウェブで合意を発表)。かねてからPSGやチェルシーなどが獲得に動いていたが、最終的に6000万ユーロ(約79億円)+ボーナスとの移籍金を提示したPSGが抜け出した。

同紙では、早くも2021-2022シーズンの予想フォーメーションも掲載。セルヒオ・ラモス、ハキミ、6月10日に加入が発表されたオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの3人が加入することで、戦術のバリエーションが多彩になるだろうとした。

なかでも可能性が高いシステムは4-2-3-1と見ており、セルヒオ・ラモスはマルキーニョスとのコンビでセンターバックを務め、ハキミが右サイドバック、ワイナルダムが中央のポジションを担うとしている。また、3-5-2であればハキミを攻撃的なポジションに置けるとのメリットを挙げたほか、4-3-3でも各選手の良さが生きるだろうと分析している。

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