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【Jリーグニックネーム辞典】名古屋グランパスで受け継がれた「レフティモンスター」

2018 4/11 13:13Aki
本田圭佑
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Ⓒゲッティーイメージズ

レフティモンスター

サッカー選手の中にはファンやチームメートから特別な名前で呼ばれる選手・監督がいる。そこには彼らの特徴であったり性格、過去の経歴など様々な由来がある。そんなニックネームから選手・監督を紐解いていく。


「レフティモンスター」。名古屋グランパスなどで活躍した小倉隆史のプレーをみたサッカーライターの金子達仁が付けたニックネームである。
最初に名付けられたのは高校時代。中西永輔や中田一三らと共に「四中工三羽烏」と呼ばれる注目の存在だったが、小倉はその中でも華麗なテクニックと強烈な左足を持ち、スケールの大きなプレーをみせる「レフティモンスター」だった。
名古屋グランパス入団後も日本人離れしたそのプレーで注目集めていたが、五輪予選中の大怪我により1999年に名古屋を離れることとなる。

小倉がチームを離れた6シーズン後の2005年。再び名古屋グランパスに「レフティモンスター」が現れる。
それが本田圭佑だ。小倉とはポジションもプレースタイルも異なるが、強烈な左足とスケールの大きなプレーは同じだった。
本田が名古屋グランパスで活躍したのはわずか3シーズン。後に名門ACミランで10番を背負う選手になることを予想出来た者は誰もいなかっただろうが、当時の本田が見せる規格外のプレーもまさに「レフティモンスター」と呼ばれるにふさわしいものだった。

名古屋グランパスで受け継がれてきた「レフティモンスター」。
強烈な左足を持ち、日本人離れしたスケールの大きさを持つ選手だけがつけることが出来るニックネームなのだ。

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