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【Jリーグニックネーム辞典】無名の存在から日本を代表する選手となった「ボンバー」

2018 3/28 12:00Aki
中澤佑二
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Ⓒゲッティイメージズ

ボンバー

サッカー選手の中にはファンやチームメートから特別な名前で呼ばれる選手・監督がいる。そこには彼らの特徴であったり性格、過去の経歴など様々な由来がある。そんなニックネームから選手・監督を紐解いていく。


若手時代のアフロヘアという独特のヘアスタイルと、圧倒的なヘディングの技術からついたニックネームは「ボンバーヘッド」。今では髪型も変わり、空中戦の強さだけでなく総合力の高さを武器に戦う日本を代表するセンターバック、それが中澤佑二選手だ。
いつからか短く「ボンバー」と呼ばれるようになったが、2009年以降はユニフォームの名前表記も「BOMBER」に、サポーターからも選手からも「ボンバー」の愛称で親しまれている。

そんな中澤選手だが、プロ入り前は全くの無名だった。高校卒業後ブラジルへサッカー留学し、その後、無報酬の練習生としてヴェルディ川崎(当時)に加入。そこでチャンスをつかみプロ契約を勝ち取った。
そのころについたニックネームがこの「ボンバーヘッド」。このニックネームと共に中澤選手のプロキャリアがはじまり、Jリーグ新人王、日本代表とキャリアを重ねた。

高い能力だけでなく、コンディションの安定感、クリーンなプレーも魅力の一つだ。4年以上もリーグ戦連続フル出場を続け、フィールドプレーヤーのJ1最多連続フル出場記録を今も更新し続けている。

中澤選手は以前よりプロ20年目、40歳での現役引退を公言している。プロ契約を勝ち取ったのが1999年。つまり今年2018年が現役ラストシーズンとなる可能性が高い。

無名の存在から日本を代表するプレーヤーへと進化した「ボンバー」。2018年を集大成のシーズンにできるか。



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