「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

J1浦和レッズ加入の中島翔哉、豊富な海外経験で「成長した姿を見せたい」

2023 8/2 06:00SPAIA編集部
中島翔哉,ⒸURAWA REDS
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸURAWA REDS

6年ぶりJリーグ復帰

J1浦和レッズに加入した元日本代表MF中島翔哉(28)が1日、オンライン会見に出席した。「日本でプレーするとは数カ月前まで思ってなかったが、いろんな話の中で、浦和に入れば成長につながると思った。どこでサッカーをやっていても常に成長したい。チームメイト、スタッフ、監督、コーチみんな親切にしてくれるんで毎日凄く楽しい」と笑顔を見せた。

中島は東京ヴェルディ時代の2012年に18歳でJリーグデビューし、18歳59日でハットトリックのJリーグ最年少記録を更新。2014年にFC東京へ移籍し、2017年からポルトガル1部のポルティモネンセSCでプレーした。

その後もカタールのアル・ドゥハイルSC、ポルトガルのFCポルト、UAEのアル・アイン、トルコのアンタルヤスポルなど海外リーグを転々。6年ぶりのJリーグ復帰となった。U-23日本代表としてリオデジャネイロ五輪、フル代表でも2019年のコパ・アメリカ等に出場している。

浦和の印象について「失点数の少ない守れるチーム。前にクオリティ高い選手が多いし、知っている選手も多いのでやりやすい」と語る。「代表とかで一緒にプレーした選手も何人かいる。お昼はいつも牲川選手と一緒に食べてる。まさかチームメイトになるとは思わなかった」と打ち明けた。

背番号10、ACLも「凄く楽しみ」

背番号は10。代表でもつけていた重みのある番号に「10番はチームを勝たせたり、決定的な仕事をするポジション」と気を引き締める。

「攻撃では自分にしかできないプレーがある。守備については足りないと思って取り組んできた。成長したところをピッチで見せたい」と赤いユニフォームを着てプレーすることに思いを馳せた。

浦和と言えば熱狂的なサポーターが多いことで知られる。「やりがいがある。頼もしい存在」と話し、王者として臨むAFCチャンピオンズリーグ2023/24プレーオフについても「カタールにいた時もACLに出たけど、久々なので凄く楽しみ」と意欲を見せた。

会見に同席した土田尚史スポーツダイレクターは「今シーズン始まってからずっとリストアップしてきた。リーグ戦優勝に向けてのメッセージ」と期待の弁。現在4位につけるJ1リーグで優勝の使者となるか。海外で揉まれてきた28歳が真っ赤に染まる埼スタで見せるプレーに注目だ。

【関連記事】
サッカーACL歴代優勝チーム、浦和レッズが史上最多3度目のアジア制覇
浦和レッズ加入のFW安部裕葵、子供の頃に訪れた満員の埼スタで復活目指す
2023年サッカー女子ワールドカップ日本代表「なでしこジャパン」メンバーと日程