「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

ヴィッセル神戸・武藤嘉紀が日本代表復帰に意欲「結果を出し続けてチャンスを待つ」

2023 1/26 19:01SPAIA編集部
ヴィッセル神戸の武藤嘉紀,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

カタールワールドカップ16強入りに刺激

ヴィッセル神戸FW武藤嘉紀(30)が沖縄キャンプ中の26日、オンライン取材に応じた。

2018年のワールドカップロシア大会に出場した元日本代表も、2022年のカタール大会はのメンバーには入れず、ドイツとスペインを破ってベスト16入りしたサムライブルーを複雑な思いで見ていたという。

「(代表選手を)リスペクトする面もありますが、選ばれずテレビで見ていた悔しさもあります。心から嬉しいだけで終わっては上がることはできない。悔しい気持ちをバネにして得点を量産して戻りたい」と代表復帰に意欲を見せた。

さらに「ワールドカップでは、みんなが犠牲心をもってチームのために走っていた。自分もできる自覚があるので、あとは結果。とにかく結果を出し続けて来るべきチャンスを待つ。やるべきことをやっていいパフォーマンスができればなと思います」と日本中を熱狂させた選手たちに刺激を受けた様子だった。

2022年はJ1リーグ26試合に出場して6得点。ケガで離脱した時期もあり、納得はしていないという。「26試合こなしましたが、正直、大きな怪我を2回やってギリギリで出た試合も多かったので、決定機を逃したことも多々あった。今年は汚名返上じゃないですが、もう1個上のレベルに行くために自分自身のタイトルも大事。ゴールを量産したい」と得点王にも色気を見せる。

そのために、今オフはトレーナーとともに肉体改造に励んだ。「30歳になってフィジカルを上げるのは難しい年齢ですけど、まだまだ成長したい。走り込みもしたし、スピードを維持するトレーニング、体作りを根気強くやりました」と振り返る。

沖縄キャンプは29日に打ち上げ、2月4日の松本山雅とのプレシーズンマッチなどを経て、同18日のアビスパ福岡との開幕戦(ノエビアスタジアム神戸)に向かう。「個人的にはケガをしないこと。かつゴールに対して貪欲になること。去年は最後にパスを選択してしまったり、打ちきれなかったことが多かった。1年間通して戦うのは大前提です」とシーズンを見据える。

J2降格危機に陥り、最終的に13位でどうにかJ1残留したチームとともに、個人的にも不本意だった2022年シーズン。復活を期す武藤にとって2023年は勝負のシーズンとなりそうだ。

【関連記事】
ワールドカップで出番のなかった男たち、サッカー日本代表の誇りと悔恨
J1ヴィッセル神戸キャンプイン、逆襲へイニエスタと川﨑修平も合流
三浦知良の移籍先候補オリヴェイレンセとは?日本企業が保有するポルトガルの100年クラブ