沖縄キャンプスタート
J1ヴィッセル神戸の沖縄キャンプが10日、スタートし、MFアンドレス・イニエスタ(38)とポルトガルのポルティモネンセSCから期限付き移籍で加入したFW川﨑修平(21)も合流した。
昨季は開幕7戦未勝利と出遅れたため三浦淳寛監督を解任し、暫定監督を務めたリュイス氏を挟んで就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督も6月29日に解任。相次ぐ監督交代に批判の声もあったが、吉田孝行監督就任後は持ち直し、最終的には13位でJ2降格を免れた。
続投となった吉田体制で臨む2023年シーズンに向け、セレッソ大阪からFWジェアン・パトリッキ、フラメンゴからDFマテウス・トゥーレルを獲得。東京ヴェルディから完全移籍したMF井出遥也や京都サンガから加入したDF本多勇喜らとともに加入したのが川﨑だ。
川﨑はガンバ大阪時代の2020年にJリーグデビューし、2021年7月のACLタンピネス・ローバースFC戦でプロ入り初のハットトリックを達成。2021年8月からポルティモネンセSCに完全移籍していた。
チーム合流して初日の練習を終え「最初は軽い練習だったんですけど自分の良さをどんどん出して、タイトル獲得に貢献できるように頑張りたいと思います」とコメント。筑波大所属で2024年からヴィッセル神戸加入が内定し、特別指定選手でもあるMF山内翔(かける)とは「翔が小学校からずっと大阪と京都でずっと対戦していたりして、トレセンなどでよく一緒になって仲いいですね」と親しいことを明かした。
自身のプレーについては「僕と一緒にやっていた選手は足が遅いというイメージがあると思うんですが、僕はボールを持ったら速いという自信があります。(ドリブルで)ボールを持てば」とアピール。ポジションについては「トップ下とサイドです。前ならどこでもやりたいですし、やれる自信があります」と言い切った。
3週間のキャンプには「新加入なので早くチームに馴染んで自分の良さをチームにもたらせていけたらと思っています」と意欲満々。新戦力が神戸に新しい風を吹かせるか注目だ。
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