フォアザチーム強調「個人の数字よりタイトル」
ヴィッセル神戸DFマテウス・トゥーレル(23)が沖縄キャンプ中の25日、オンライン取材に応じた。
トゥーレルはブラジル出身で2017年からCRフラメンゴでプレー。2021年7月から1年間、フランスのモンペリエHSCに期限付き移籍し、2022年8月から神戸に期限付き移籍してJ1リーグ7試合に出場した。2023年1月から完全移籍している。
背番号は15から「アカデミー時代につけていた」という「3」に変更。身長186センチの頼れる助っ人だ。
沖縄キャンプについては「今のところ個人としてもチームとしても順調に来ている。選手たちとずっと一緒に過ごせるので、ピッチ内でもピッチ外でも親密な関係を築けているよ」と順調をアピール。オフは「家族とたくさんの時間を過ごして旅行にも行けたし、楽しい思い出を作れたよ」と笑顔を見せた。
完全移籍した決め手を問われると「クラブも選手たちもサポーターも街も全て大好きになったので、このクラブでプレーしたいという強い思いがあった。クラブも僕を評価してくれたので今回の移籍に至った。神戸で成功して実績を残したい」と意欲を示した。
神戸は昨季、開幕7戦未勝利と出遅れ、三浦淳寛監督が解任されるなど低迷。最終的には13位でJ1残留したものの、一時はJ2降格も危惧される低迷ぶりだった。
トゥーレルは「自分がいなかった時期のことはコメントを避けたいが、ポテンシャルを持っているチーム。シーズン最初からそれを出せれば目標は必ず達成できる。個人の数字よりチームメイトと戦ってタイトルを獲ることが目標だ」とフォアザチームを誓う。「難しいシーズンになると覚悟しているが、クラブが本来あるべき場所に行けるように、そういうシーズンになればいい」と力強く語った。
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