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サッカーJ1リーグ出身高校ランキングTOP10、流経大柏が最多13人

2022 6/1 06:00椎葉洋平
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第1位 千葉県・流通経済大学付属柏高校(13人)プレミアリーグEAST所属

今季、青森山田高校からFC東京に入団した松木玖生が早速、活躍を見せている。近年はJクラブのユースからプロ入りする選手が増えてはいるものの、高校サッカーからJリーグ入りする選手は多い。そこで2022年にJ1でプレーする選手の出身高校ランキングを作成した。トップ10を紹介する。

2022年J1リーグ出身高校ランキング


林彰洋(FC東京)
小川諒也(FC東京)
大前元紀(京都サンガF.C.)
武田将平(京都サンガF.C.)
中村慶太(柏レイソル)
青木亮太(北海道コンサドーレ札幌)
関川郁万(鹿島アントラーズ)
宮本優太(浦和レッズ)
ジャーメイン良(ジュビロ磐田)
今津佑太(サンフレッチェ広島)
湯澤聖人(アビスパ福岡)
菊地泰智(サガン鳥栖)
小泉慶(サガン鳥栖)
※大谷秀和(柏レイソル)も同校出身だが、柏レイソルU-18でプレーしていたため含めていない

第1位に輝いたのは流通経済大学付属柏高校。高校から直接プロ入りしなくても、系列の流通経済大学を経てプロになる選手が多い。一貫した指導、教育ができることは大きな強みで、これからも安定してJリーグに選手を送り込むのではないか。

第2位 千葉県・市立船橋高校(12人)プレミアリーグEAST所属

上福元直人(京都サンガF.C.)
金子大毅(京都サンガF.C.)
中林洋次(横浜F・マリノス)
馬渡和彰(浦和レッズ)
柴戸海(浦和レッズ)
和泉竜司(鹿島アントラーズ)
椎橋慧也(柏レイソル)
西堂久俊(FC東京)在学中
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
畑大雅(湘南ベルマーレ)
原輝綺(清水エスパルス)
鈴木唯人(清水エスパルス)

全国高校サッカー選手権優勝5回、準優勝2回。全国高校総体(インターハイ)では9回の優勝と、全国屈指の実績を誇る市立船橋高校。サッカーファンでなくとも「市船」の名を聞いたことはあるだろう。引退組にも川崎フロンターレの監督・鬼木達氏や、北嶋秀朗、中村直志、西紀寛らそうそうたる面々が並ぶ。

第3位 静岡県・静岡学園高校(11人)プレミアリーグWEST所属

大島僚太(川崎フロンターレ)
田邉秀斗(川崎フロンターレ)
吉田豊(名古屋グランパス)
古川陽介(ジュビロ磐田)
鹿沼直生(ジュビロ磐田)
松村優太(鹿島アントラーズ)
名古新太郎(鹿島アントラーズ)
木本恭生(FC東京)
川谷凪(清水エスパルス)
山ノ井拓己(アビスパ福岡)
杉山力裕(アビスパ福岡)

全国高校サッカー選手権優勝2回、準優勝1回を誇る静岡学園高校。近年では2019年度に優勝。さらに昨年プリンスリーグ東海で優勝し、2013年以来となるプレミアリーグWEST復帰。技術に優れた選手を数多くJリーグに送り込んでいる。

第4位 群馬県・前橋育英高校(9人)プレミアリーグEAST所属

青木拓矢(FC東京)
渡邊凌磨(FC東京)
北爪健吾(柏レイソル)
岩下航(柏レイソル)
金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)
岡村大八(北海道コンサドーレ札幌)
小泉佳穂(浦和レッズ)
角田涼太朗(横浜F・マリノス)
鈴木徳真(セレッソ大阪)

ここ6大会の全国高校サッカー選手権で優勝1回、準優勝2回など、近年特に実績を残している前橋育英高校。今季からはプレミアリーグEASTで戦っている。長きにわたって実績を残す名門校らしく、山口素弘、故・松田直樹、細貝萌ら日本代表選手も輩出している。

第5位 福岡県・東福岡高校(8人)プレミアリーグWEST所属

長友佑都(FC東京)
荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)
田中達也(アビスパ福岡)
熊本雄太(アビスパ福岡)
小田逸稀(鹿島アントラーズ)
松田天馬(京都サンガF.C.)
福田湧矢(ガンバ大阪)
毎熊晟矢(セレッソ大阪)

全国高校サッカー選手権で3度優勝の名門・東福岡高校。近年は全国のタイトルからやや遠ざかっているが、日本人選手屈指の実績を持つ長友佑都、将来日本代表定着が期待される荒木遼太郎らを輩出している。

第6位 青森県・青森山田高校(7人)プレミアリーグEAST所属

菊池流帆(ヴィッセル神戸)
郷家友太(ヴィッセル神戸)
藤本憲明(ヴィッセル神戸)
松木玖生(FC東京)
檀崎竜孔(北海道コンサドーレ札幌)
蓑田広大(湘南ベルマーレ)
神谷優太(清水エスパルス)

近年の高校サッカー界で最も結果を残しているのが青森山田高校だろう。全国高校サッカー選手権では直近6大会で3度の優勝、1度の準優勝。Jクラブのユースチームも参加するプレミアリーグEASTでも、3度の優勝を誇っている。

第7位 広島県・広島皆実高校(6人)プリンスリーグ中国所属

森重真人(FC東京)
井林章(清水エスパルス)
重廣卓也(アビスパ福岡)
渡大生(アビスパ福岡)
前川黛也(ヴィッセル神戸)
藤原悠汰(サガン鳥栖)

全国高校サッカー選手権優勝経験を持つ広島皆実高校。公立高校でありながら実績を残している。なんと男子学生のうち、約4分の1がサッカー部所属。広島県の学校らしくサンフレッチェ広島に入団する選手が多い。

第8位タイ 長崎県・国見高校(5人)長崎県リーグ1部所属

城後寿(アビスパ福岡)
山村和也(川崎フロンターレ)
中島大嘉(北海道コンサドーレ札幌)
高橋諒(湘南ベルマーレ)
柴崎晃誠(サンフレッチェ広島)

高校サッカー選手権優勝6回を誇る古豪・国見高校。近年は全国の舞台から遠ざかっているが、13年ぶりのJリーガーが誕生(中島大嘉)するなど、木藤健太監督のもと徐々に力を付けつつある。

第8位タイ 熊本県・大津高校(5人)プレミアリーグWEST所属

谷口彰悟(川崎フロンターレ)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
武田洋平(名古屋グランパス)
福島隼斗(湘南ベルマーレ)
豊川雄太(京都サンガF.C.)

全国高校サッカー選手権での最高成績は準優勝1回の大津高校。しかしプロの輩出数は多く、近年さらに成績を伸ばしつつある。公立高校ながら非常に強く「公立校の雄」と呼ばれ、巻誠一郎、土肥洋一、植田直通、そして谷口に車屋と日本代表選手は5人を数える。

第8位タイ 大阪府・大阪桐蔭高校(5人)プリンスリーグ関西1部所属

三浦弦太(ガンバ大阪)
阿部浩之(名古屋グランパス)
白井康介(京都サンガF.C.)
黒川圭介(ガンバ大阪)
木村勇大(京都サンガF.C.)特別指定選手

どちらかといえば野球のイメージが強い大阪桐蔭高校だが、サッカー部もJリーガーを数多く輩出している。全国高校サッカー選手権の最高成績はベスト16にとどまっているものの、インターハイでは3位に入ったこともある。今後、野球部に並ぶほどの戦績を残すかもしれない。

ランキングに入った高校以外にも、古橋享梧(セルティックFC)らを輩出している大阪府の興國高校、6年連続でJリーガーを生み出している埼玉県の昌平高校、中村航輔、古賀太陽、茨田陽生ら柏レイソルに多くの選手を送り込んでいる千葉県の日本体育大学柏高校など有力な高校は多い。Jクラブのユースだけでなく、高校サッカーは今後もプロへの道筋の1つであり続けるだろう。

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