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J1名古屋、それぞれの進化目指す春キャンプ 阿部浩之「点を取ってナンボ」吉田晃「まずは1試合」

2022 1/26 11:10SPAIA編集部
オンライン取材を受ける名古屋・阿部浩之(左)と吉田晃,ⒸSPAIA
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沖縄キャンプ2日目もハードメニューこなす

J1の名古屋グランパスは25日、沖縄キャンプ2日目に午前と午後の2部練習を行った。練習後のオンライン取材に応じたMF阿部浩之が「ベテランでなくても超きついですよ」と吐露するほど、長谷川健太新監督はハードな練習で選手たちを鍛え上げている。

阿部はガンバ大阪時代に、長谷川監督の下で4年間プレーしていた。再びタッグを組むことに「まさかとは思ってました。一緒にやっていた頃よりもレベルアップしたところがある。攻撃の最後のクオリティは絶対成長したと思っているので、還元していきたい」と、新指揮官への思いを語った。

2014年には主力として3冠を達成している。「健太さんも僕もどういうことをすれば、タイトルを取れるかはある程度見えている。そういうことを周りには要求したいですし、感じたことは伝えていきたい」と、新シーズンへ意気込んだ。

今キャンプでの個人的な取り組みについて「(自身の)ストロングポイントはゴール前だと思っている。(ボールを)出す側としてここ数年レベルアップした自信はあるが、受け手としてもっとレベルアップしないといけない」と語った32歳のベテラン。「点を取ってナンボ」フィニッシャーとしてのさらなる成長を目指す。

一方、今季にかける若手がいる。高卒3年目のDF吉田晃だ。入団してからの2年間は思い通りにいかず「(昨年後半は)メンタル的にもきつかった」と心境を吐露。それでも、今キャンプでは「こうして練習できているので、(メンタル的にも)いい感じです」と明るい表情を見せた。

今季は指揮官が変わり、吉田にとっては出場機会を得るチャンスだ。「練習なのでミスしてもいいと思って、どんどん前に突っ込んでます」と、ロストを恐れない、積極的なプレーでアピールしている。

まずはJ1で試合に出ることが今季の目標となる若武者は、「この2年間でメンタルが鍛えられたので、キャンプからそこを出していきたい」と、逆境からの躍進を誓った。

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