5月以降1勝7分け5敗で12位に低迷
J1セレッソ大阪はレヴィー・クルピ監督(68)とマテルコーチ(70)を26日付で契約解除したと発表した。話し合いの結果、双方合意したという。後任には小菊昭雄コーチが昇格する。
クルピ監督は今季から4度目のセレッソ監督に就任。序盤戦は大久保嘉人の活躍などでリーグ4位に浮上したこともあったが、徐々に成績が下降。5月以降、リーグ戦13試合で1勝7分け5敗と低迷し、8月25日の湘南戦で1-5と大敗を喫したことが決定打になった。
セレッソは現在12位。28日には13位・ガンバ大阪との大阪ダービーを控えている。クルピ監督は「セレッソサポーターの皆さん、再度私に声をかけてくださったフロント、そして私のアミーゴとして常に支えてくれたみんなにお詫びしたいと思います。皆さんの期待に応えられるサッカーができず、さらに無観客あるいは入場者数制限のある中でサッカーが行われ続けました。多くの方に足を運んでいただきたかったので、本当に残念で心苦しい限りですが人生を歩み続けるしかありません。セレッソの今後の幸運を心から祈っています。素晴らしい時間を共有してくれたこと、本当にありがとう」とコメントした。
また、森島寛晃社長も下記のコメントを発表している。
「2017 年よりセレッソ大阪は1桁順位で終えるシーズンが続きました。課題であった守備、組織的なサッカーが確立されつつあり、昨シーズンは4位でACL出場権も獲得できました。一方で、クラブとしては得点力不足という課題を抱えていたのも事実であります。守備力に加えて皆様の心を動かすような面白い試合をみせること、ワクワクさせることをビジョンに掲げ、クラブOBであるレヴィー・クルピ監督を招聘し、最低でもトップ3という目標に新たなスタートを切りました。
しかしながら、本日時点でリーグ戦25試合を終え7勝9分9敗、暫定12位と低迷しており、セレッソ大阪を応援、サポートしてくださる皆様には大変申し訳なく思っております。この現状に変化をもたらす必要があると判断し、レヴィー・クルピ監督と話し合い、双方合意のもと契約解除にいたりました。また、次節以降は小菊昭雄新監督のもと、チームの立て直しを図る運びとなりました。ACL、天皇杯、ルヴァンカップのタイトル獲得、そしてリーグは一つでも上の順位で終えられるよう、強い覚悟を持って今シーズンの残りをチーム一丸となって戦い抜くことを約束いたします。
ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、ホームタウンの皆様、そしてセレッソ大阪に関わる全ての皆様、セレッソ大阪はチーム・スタッフ一丸となり現状を打開できると信じております。引き続きチームへのご声援のほどよろしくお願いいたします」














